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だれかは あーるぴーじーのちしきを てにいれた!

更新ペース安定させたい……

じゃなきゃ友達に抜かれるでぇ……w

俺の目の前で、移動を封じられた狼。

頭だけを動かして俺に噛みつこうとするが、それが届くことはない。


おお、哀れ哀れ。


「こいつどうすりゃいいかな?」


俺は至近距離で狼と対峙する。

対峙と言うよりかは、威嚇か。サイッコーの笑顔で、狼の顔をじーっと見ていく。お?悔しいか?ん?


「さっさと攻撃しろや変人」


「分かってますよっと!」


きゃーアイスくんこわーい。っと狼の顔を見るのにも飽きたため、脳天に一撃、拳を叩き込む。そのまま蹴り飛ばし、次の敵へと身構える。

へへっ、面白くなってきやがった。


「さあ、ショータイムと行こうじゃないか」


「ずっとそのノリだと次から援護しないよ?」


そういいつつも再びアイスの周りに魔方陣(みたいなもの)が展開される。そして先程と同様、狼の足を地面と一体化させた。

もうさっき狼の哀れな顔は充分に堪能したため、云々言わずに一撃入れようとした、が。


「そーだ。誰か?」


「なんじゃらほい」


「そこで制止してて」


「?」


今俺は、拳を振り上げた状態で制止している、否、させられている。彼の意図が掴めずにいると、


「…………冷てっ!」


冷気が自分の右拳の周りを纏い始めた。ずっとここ一帯は過ごしやすい気温だったので、一つ身震いする。

そして、彼のやろうとしていることがようやく分かった。


そのまま、俺の拳が氷に覆われる。同時に腕が重くなる奇妙な感覚に耐え、そして、それを、


「降り下ろす!」


グギッ。と鈍い音を立て、狼がその場に平伏す。たぶん放置しいていても良いだろう。


さて、もう一匹は……


「……何処だ?」


「逃げたんじゃない?」


「またボスを呼ばれたりしてな」

昨日の出来事が甦る。おそらくアイスも同じであろう。


「もしそうだったらどうしますよ、アイス君」


「………」


「また逃げるかね?アイス君」


「………」


「私は戦いたいと思うのだがね、アイス君?」


「………」


「……………アイス?」


彼のツッコミ……もとい返事が返ってこない。

そりゃぁ口調ももとに戻るだろうさ。

強力な魔物に拐われたか?昨夜のメールの送り主のGM権限で異次元に飛ばされた?それとも彼だけ何らかの理由で脱出……した?


一瞬血の気が引いた。

恐る恐る後ろを振り返ると、


「…………ZZZ」



「……寝てたんかいっ!」


大声で叫んでやりたかったが、しばし記憶をほじり返し、納得した。




前に俺等がやり取りしたように、ここでの能力値は現世界のままである。よってこの世界ではかなり低いと認識していいだろう。


それを俺はしばしの訓練で攻撃力を上げた。…うん、たぶん上がった。

アイスは何もしていないのに魔法の威力がそれなりに高かったのは、現世界でのアイスの知力(…でいいのか?)が高かったということになる。本当に舌を巻くばかりだ。

しかし、他の能力値については。


例えば……MP。精神力ともされるが。

まあ、彼の精神力も現世界では高い水準と言える…が、知力ほど常軌を逸した値じゃない。第一現世界でのMPの上げ方が分からん。


それで、彼はMP切れかそれに近い状況を起こし、朝早かったこともあってか、眠くなった………と。



「……全くだなぁ…」

思わず溜め息が漏れる。まさか、以前作者から【RPGをこの世界で例えた時についての考察】という何とも中二臭のする議論を聞かされた時の内容を覚えていて、まさかそれを活用する日が来ようとは。

俺もRPGというものに興味があるのだろうか?アイスがどうプログラムしたかは置いとくとして。



まだ日は東にある。寝てるのなら起きるまで待っとくか?俺も休憩してから狼倒しリレー(この言葉も作者から教わった)の続きでもするか。

少なくともボスは出てこないだろう。でも一匹逃げたことで敵のポップ(この言葉も作者(ry )は減るだろうな…



…やばい。完全に感染しつつある。

リレーやらポップやらなんで覚えてんだよ。忘れたいという気持ちもあるが、若干は役に立ちそうだしなぁ…この世界では。


「………はぁ…久しぶりに考え過ぎた…頭痛い」


ここで俺も寝てしまっては駄目だ。思考を中断するも自嘲気味な笑みは隠せずに、俺は狼倒しリr……訓練を再開した。











普通に生活していた世界をこれからは現世界と言うことにします。

後付けすみませんm(__)m

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