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針とぬいぐるみ

作者: 官道 醍犂

初めでのりでかいたとこあります、

意味のない話です、

暗い部屋のなかの''訪れた別れ''の余韻。

ベットの上にあったはずの甘い記憶は、辛い記憶に変わる。

もう何もかも忘れてやる。

そして、新しい発見を見つけるんだ。

僕はベットに、無造作に置かれた毛布を、頭から被ってみる。

目の前は真っ暗になって、酸素が薄くなり、呼吸も苦しくなるのと同時に胸にも苦しさ。大気圧が発生する。

年になったせいか、瞬きをしているのに、乾燥して、目から涙もいつの間にか流してた。

僕は…上書き保存に失敗したらしい。

視界が暗くなる。重い瞼がおちしていく。


夜中に目が覚めた。

汗をぐっしょり吸っていたシーツ、蒸し暑い熱帯夜。

薄暗く外の光だけが差し込む部屋の中。

酔っぱらいの下手くそなカラオケが聞こえてた。

どうやら…寝ていたみたいだ。

睡眠に助けを借りる。時間があっという間にすぎていく。

寝る前の前後の記憶もあまりないことが多いから、"落ち着く"ことが出来る。

不思議と、どうでも良くなる。寝たあとって。


僕は今最高なコンディションなはず。


とりあえず、枕元の携帯を開いてみる。明るい光が目に入ってきて、イタイい。

深夜1時を指す携帯の時計。1件の通知もなかったし、

いつも通りだった。

…別に期待していたつもりもなかったケド。

腕をおデコの上に置いて。


「…結局寝ても何も変わらないじゃないか。」

小さく、ため息混じりで部屋に響く言葉。

とんでもなく静か無音を突き破る。僕のコトダマ…。


仕方がない。

あきらめて、目をつぶる。また、僕は"非常口"に来た。夜の匂い。また、逃げ出して行く。ゆっくり。ゆっくり

明日にはどうでも良くなってますようにと。



貴重な時間ありがとうございました

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