初めての狩りとスキル
前回全く書いてなかった外見について
葵
白い肌の上を半透明の鱗が覆っている、目の色は赤と金色のオッドアイの竜。
翼は翼脚(イメージモンハンのマガラ型ゴア骨格)で、物を掴むなどの器用な使い回しができる4本の爪が見える。
四肢にある指は五つあるが、爪が発達しているのは親指以外の4本だけ。
ユウコさん
青髪長髪で碧眼
身長は167㎝で胸は大きい。
服装イメージは「帽子のない軍服」×「女性に魅せる装飾」
髪には、互いの書き終わりを指すことで円形になっている二つの矢印でできた髪飾りを2つ付けている。
「グルゥアァ」
気持ちの良い目覚めと共に欠伸が漏れた
心なしか身体が軽く感じてしまう程に今朝の俺は調子が良い
正直生まれ変わった事で環境がもの凄く変化したのにこんなにも気持ちよく寝れるとは思っていなかった。
『ゴッポ』
さて……俺の腹辺りに何かがいる、水風船みたいな水気をがあるし感触は小学校で作った巨大スライムみたいな感じだ。
身体を起こしてその何かを見る。
そこにはテカテカな黒饅頭がいた。
まあ、多分だけどスライムだ。
それも創作物とかに出てくる奴、ていうかなんで俺の腹辺りに?
「それは葵ちゃんがが今寝てる巣の前の使用者がその子と一緒に寝ていたからじゃないかしら?」
ユウコさん! ユウコさんはこの子の事を知ってるんですか?
「その子の名前はアネモネ、見れば分かると思うけどスライ「そいつが新人のアオイだな!」
ユウコさんの声を遮ってその後ろから大声の主は現れた、
俺よりも大きな体を見て俺は怯んで睨んでしまう。
「そんな警戒しなくていでくれ」
大きな女性は体をかがめて俺と視線の高さを合わせながら申し訳なさそうな顔をする。
「アタイの名前はリンドウ、この辺一帯のヌシをしている。ちなみに名前を呼ぶならリンって呼んでくれ」
「リンさん、私は「待っていてください」って言いましたよね!」
「そんなこと言ったってどうせ後で自己紹介するんだし予定を早めたって別に良いじゃん?」
「あなたの身体が大きくて見た目のインパクトに毎回新人の子が萎縮して説明が頭に入らないっていつも言ってるじゃないですか!! それに前だって―――」
「……悪かった、悪かったって。それより新人の案内は良いのか?」
延々と愚痴を零し続けるユウコさんにリンさんが俺の存在を忘れていると注意し、それに対しユウコさんは「あなたのせいでしょ!!」と叫んだ。
「ごめんねアオイちゃん、この人も見た目と違って根はいい人だから緊張しないで」
そう言ってユウコさんはどこかに歩いていく
あれ? 何をするのか教えてくれないの?
「とりあえず、アオイにはこの【庭】での食料調達の方法を教えてやろう!」
あっ……リンさんが説明してくれるのか。
あれ? じゃあユウコさんはリンさんを紹介する為に来てたのかな?
とりあえず俺はどこかへ向かって歩き出したリンさんの後ろに続く
◇
「よし、今日狩るのはアイツらだ」
そう言ったリンさんが指差した先には空を飛んでいる赤色の大きな鳥がいる
いや無理でしょ。
「無理だと思ったか? けどあいつはコツさえ掴めば簡単に手に入る食料だから、よーく見とけよ」
そう言うとリンさんは隣に生えている大木を根っこごと引き抜き、それを鳥へと投げた
当たるわけない。
鳥は空を自由に飛び回るのにそんな木を投げたぐらいで当たるはずがない、だけどリンさんの横顔は真剣だ、きっと何かが起きる。
「『樹木操作』!」
リンさんが叫ぶと同時に空中にある木が割れ、繊維の様に細くなり、それらは絡み合って網の形となった。
そしてそのまま赤い鳥をその網に捕まえ、飛行能力を失った鳥はそのまま落ちる。
「おっと危ない、『大地操作』」
今度は冷静な声でリンさんは何かの名前を呼ぶと地面が隆起し、坂の形となって捕まった鳥が安全に落ちる為の滑り台となった
何いまの……
「よーしいっちょ上がり」
「いっちょ上がりじゃないですよリンさん!」
成功! っと笑顔になったリンさんの後ろからユウコさんがリンさんの頭に跳びかかって手刀した。
「痛いな、何すんだよ」
「何すんだよじゃないです、私はアオイちゃんに食料調達の方法を教えてあげてくださいって伝えたはずですよね。なんでいきなり難しい獲物から見せるんですか!!」
「別に何からやっても最終的には同じなんだから狩る順番なんて良くないか?」
「リンさんアオイちゃんはまだ身体の扱いが分かってないんですよ、だからまずは身体を使った狩り方を教えるために巨体繋がりであなたにお願いしたのに……これじゃあ何の意味も無いじゃないですか!」
怖い顔をしたユウコさんはとても低い声でリンさんを詰める。
「おっおう、わかった、わかったからその怖い顔やめてくれ」
リンさんが慌てて了承しユウコさんの雰囲気が元に戻った
「じゃあ私にはまだ仕事があるのでこれで。アオイちゃんはまたね」
ユウコさんはそう言うとどこかえ走っていった。
「あ、焦ったー。ユウコのヤツあんな怖い顔できたか……とりあえずユウコに頼まれた巨体を使った狩り方を教えてやるよ」
リンさんはそう言うと巨体が消えてどこにいるのかが分からなくなる
「その前にとりあえずこのスキルを手に入れてもらう」
スキル? って、よく厨二病が見せてきた漫画に出てくるあのスキルか?
「あーまずスキルの説明が必要か、スキルってのは自分のできることを言語化して自分の情報としてステータスに刻まれているもんだ。まあ細かいことは理解しなくていいぜ! アタイもあんま理解してないからな」
つまり感覚と……
「じゃあ、最初にアオイには自分が持っているスキルを調べる手段を手に入れてもらう」
そう言うとリンさんは俺の目の前にたって、強く拳を握り……
「“五封拳”」
何かの技名を叫んで俺を殴り飛ばした。
◇
何が起きた?
確かリンさんに殴られた 何で周りが見えないの?
何で何も聞こえないの 身体中痛いのに何かを触ってる感覚がない 血の味がする 怪我したのか? ここどこ 俺の身体はどうなってるの? 分からない、わからない、わからない、わからない、わからない……誰か教えてよ。ぼk……俺はどうなってるの?
《願いを受理しましたスキル『確認』を与えます》
へ?
《状態:五感封印[4/5]》
これがさっきリンさんが言ってたスキルの力?
「どうだ?『確認』は手に入れたか?」
視界が突然光を受け取り、リンさんが顔を覗いるのが視界に写った。
とりあえずリンさんの質問に対して首を縦に振るっておく。
「よかったよかった、じゃあ自分の中にあるスキルを『確認』してくれ、狩りの仕方はその後教えてやる」
《スキル》
『確認』
『竜』
『戦技』
『闘技』
『再生』
『使用不可』
『使用不可』
『使用不可』
なんだこれ?
『使用不可』が3つもあるし『闘技』と『戦技』とかなにが違うんだ?
「アタイからじゃおまえのスキルがわからねー。だからアタイに向かって適当にスキルを使ってみてくれ」
とりあえず俺はリンさんに向けて『戦技』を使ってみるか。『戦技』!
瞬間、俺の身体は目の前にいるリンさんへと動いた。
「ぐふっ……ごぶぅ」
そのまま俺は無防備なリンさんの腹部に対して頭突きをかました
(あっ頭が回るぅ……)
◇
「なんだったんださっきのスキル、アタイは知らんぞ」
でしょうね。
『戦技』を使った感触的にさっきのは暴発だったからなぁ。
それに『戦技』=頭突きの方程式は絶対に成り立たない。成り立ってたら可笑しいからな。
「まあ良い、こうなったらスキルを使わない狩りを教えてやる」
この後ユウコさんが迎えに来るまリンさんの鬼畜修行を耐えた俺は気絶するように寝た。




