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オルタ・エボリューション  作者: 鬼河壱
第1章 呑郷の森羅
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今からお前の名前は……

『ただ……まぁ相談には乗ってやる』


「本当?」


乗ってやるが……


『ただし!対価を貰うぞ』


「対価?」


『あぁ対価だ……言い換えれば俺の利益になることだな』


「なるほどね……何をすれば私はあなたの利益になることができるの?」


こいつ…ナチュラルに自分が何すればいいかの答えを聞いてきたな……


『簡単だ……俺を裏切らない保証が欲しい、それもお前自身の存続をもって賭けられるレベルの保証をな!』


「……私は何をするの?」


『俺の持つ『寄生』でお前の中に俺の魂の一部を入れておく……そうすればもしお前が俺を裏切り殺したとしても俺はお前の中から復活することができるからな』


今更な気がするが説明しておこう、この『寄生』というスキルは肉体や岩などの物質に寄生しているのではなく魂に寄生している。


そうなると「魂の無い岩はどう説明するんですか?」っと思っただろう。

まぁ答えは簡単で魂の無い物質でも魂の受け皿(・・・)はあるんだ、っで魂の受け皿はいわば身体の形そのものでこの受け皿の形を変えれば身体が動かせる……これが今までこの岩の身体を動かしてきた原理だ。


っと話がずれてしまったな、魂に寄生するとどうなるかについて説明していたんだったな……簡単に説明するなら、


相手の魂と自分の魂を同一化させている。


ってのが表現的に合ってるかな?そして相手の魂をと同一化させることによって相手の持つスキルも手に入れられるし、相手の魂を使って『魔法』を使える。


ただまあ完全に同化しなくちゃ全てのスキルを使えるわけじゃないみたいだが……

完全な同化をする場合は相手の意識を完全に無くさななければ俺の自我に影響する危険性があるわけで正直『寄生』を使うのは殺した後に魂が受け皿からこぼれ切る前までが一番安全な使い方だ。


逆に最初の頃の方法で力尽くで相手の魂を自分の魂に同一化させてるという事もできるが、このやり方の場合は相手が自分のスキルを使える様になる可能性があるのだと十体目の大蛇に教えられた。


あの時は大蛇に『衝撃緩和』を使われて大変だったなぁ……


っとまた話がずれたなつまり俺がこいつに力尽くで同一化させられるぐらいの魂を『寄生』させて、こいつが裏切れば俺が力尽くでこいつから身体を奪うってことができるようにする。

一応大蛇で実験はしたから可能ではあるはずだ。


「それは……」


『言い方を変えればお前をいつでも殺すことができる様にさせろってことだ』


「いいよ」


『そんぐらいじゃなけりゃ信用できな……今なんて言った?』


「いいよ、って言った……それで私の相談に乗ってくれて私を信用してくれるならその程度の対価は払える」


『その程度……』


死を恐れてない?いやこの場合は自分の役割がないから死んでもどうとも思って無いのか?


『ならさっさとやるか』


俺は少女に触れる……


なんかこいつも布一枚で俺に関しては裸族でって考えると他に人がいれば俺はただの変態に見えるだろうな、洞窟の中で良かった……


『寄生』を使って少女の魂の受け皿の中に俺の魂を同一化させずに入れる。


『うっし!これでオッケーだ、さあ相談会を始めるぞ!』


二人しかいないから「会」って付けるのは可笑しい気もするが……


・・・・・・

・・・・

・・


『今回の議題は竜種初期型モデル:増殖さんの今後の為に目標を見つけよう!』


「おぉぉ」


うーん反応は微妙かな?


『って事で最初の質問だ!あなたは外に出たら何をしたい?』


「任務を終わらせたい……です」


何故に「です」付けたし……

まぁ面白そうだし俺もそのノリに乗るか。


『じゃあ二つ目の質問です、あなたにとって任務とは何ですか?』


「私にとって任務は……いっ生き方です」


『生き方……ふむ…では少し話をずらして質問しますあなたは何故自分に任務を与えられたか知っていますか?』


「えっ!?」


生き方、それは知恵がある以上成長するごとに考えることが多くなってくる物で、それを説き人に安らぎを与える宗教団体などが生まれるぐらいには日常で考える人が多いものだ。


だが!今この場所でそんなこと質問して第二回の相談会を開くつもりは無い。

なのでこいつに質問するのは生き方なんて大きな話題じゃないもっと簡単で根本的な質問、

こいつに俺の魂云々の任務を与えた理由についてだ。


「それは……確か死んでも問題が無いと判断された中で最も成功率が高いからと言われています」


『なるほど…ちなみにあなたは死ぬという事について納得はしていたのですか?』


「……はい」


『なるほど了承していたと……ではあなたは死んだ後に自分がどうなるか考えたことは?』


「そんなこと考えなくても自分と同じ失敗作達が同じ任務を受けていたと思います」


『それはあなたが死んだ後の任務(・・)がどうなるかっという話ですよね?私が質問したのはあなたが死んだ後、地獄に行くのか?天国に行くのか?っといった死後に意識がどうなるのかを考えたことがあるかどうかっという質問です』


その質問に何の意味があるの?っとでも言いたげな顔をしてるが俺が今気にしているのはこいつの事でありその他の事は一旦除外して会話しているって事にいい加減気づてほしいんだが……


「えーと…虚無に駆られていずれ何も考えられなくなってそのまま消えていくと思っています」


『なるほどなるほど……珍しい考え方を持っていますね、では少しだけ趣旨がずれてしまいますが私が死後について考える時のことを話しましょう、私は死んだ後の事を考えるとき必ず考えることがあります、なんだかわかりますか?』


「死に方によって異なる肉体的損傷の精神的負荷……でしょうか」


おぉ!すごい事を思い付くな。

だが…


『はずれです、正解は自分自身が生まれる前にどのような状態だったかを思い出す事です、まぁ細かくいうと、死後が何も考えることのできない場合に何も考えず(・・・)に生まれてきたっという状況が同じである事を前提に考えているんですよ、それによって死後どうなるのかを予想していました』


「ほぇー」


あ!こいつ今相談者の立場ロールプレイを忘れて素で反応しやがった!


『はぁ……疲れたから俺もやめるけど、まぁこれでなんとなくお前のしたい事が分かったぜ

お前は何かの役に立ちたい、いや……この場合は自分は何かの為に行動するのが当たり前って考えてを持ってるって言えばいいのか?』


「そうなのかな……」


『一応言っといてやるがあくまで今の少しだけの会話から予想しただけだからな?正確にどんな考え方しているかなんて分からないぞ』


「え!?」


俺は『相談には乗ってやる』って言っただけで答えを見つけてやるなんて一言も言ってないしな。


『まぁそもそも生き方なんて気にしなくていいんじゃないか?』


「どうして?」


『気にしたところで今生きていることには変わりないだろ?それに生き方を気にするのは未来に不安がっているのと同じなんだから、どうせその時その時で変わるし、何かを信じ続けていたとしてもいつか裏切られるかもしれない……何がしたいか?俺がそう質問したのははっきり言っちまえば適当に選んだから(・・・・・・・・)っだつまり深い意味も無いし、大した答えも準備してない行き当たりばったりな質問だったわけだ』


「目標を見つけてくれる話はどうなったの?」


『目標?そうだな……生きることそのものを目標にすればいいんじゃないか?』


「そんな適当な…『適当だからどうした?』…へ?」


『適当だろうと相談には乗った、つまり約束には一切問題が無いわけだ』


実際こういうことがあるから報酬は後で渡すのが普通なんだよ!


「嘘つき!詐欺師!このクソ野郎!信用してもらうために命を懸けたのに……」


おぉ……急に感情を爆発させたな。


『確かに俺はお前を騙したがなお前は騙されている事にも気付かずに俺に手綱を握らせた、ハッキリ言ってやるが簡単に騙されてくれてありがとう、これで俺はお前という危険因子をいつでも殺す事ができるようになった』


少女が屈みこみ泣きだす……泣くとは思わなかったがここまでは予定通りだ。


『そんなに悔しいなら!俺に騙されないようにする事を目標にしてみろ!』


目標っていうのは自分が選択したと思っている方が良いからなそれっぽく誘導してやろう。


「えぇ…分かったわ……やってやる、やってやれば良いんでしょ!」


恐らく俺の思惑はバレているだろうがその上で思惑に乗って来るところは好感が持てるな。


まぁさっきまで殺しに来てた奴に感謝されるのは悪くはないが……まっ気持ち悪いってことで納得してくれや!

ってまた誰に喋りかけてるんだ俺?


『つーかいい加減お前って呼ぶの疲れたしなんか呼び易い名前付けても良いか?』


「あなたは突然話をぶった切るのねまぁ今はその方が楽だから良いけど……名前なら好きに呼んでもらって大丈夫だよ」


承諾されたので考えてみるか、


そうだな……まぁせっかくファンタジーな世界なんだし洋名で名付けてみるか!







こいつの特徴はまず…………


1:蛇の特徴(イメージ)が強い


2:女である


3:強い


4:竜要素がある



…………もうちょい欲しいな。


『なんかできることある?』


「突然だね……こんなことならできるよ」


そう言った少女の髪の毛の先が蛇の頭に替わった。


なるほどその見た目ならにメデューサ要素があるな、採用!





うぐぐぐぐ……


「ねぇ……まだ?」


『もう少し待てあともう少しで良い名前が思い付くんだ』


メティス

メギ

テューラ

チュロス

デュラメス

デュラメンテ


『どれがいい?』


「いや……口に出してくれないとわからない」


『あぁすまん「メティス」「メギ」「テューラ」「チュロス」「デュラメス」「デュラメンテ」、どれがいい?』


「……どれも嫌」


この欲張り娘め……

じゃあもうなんか聞いたことのある名前を適当に選ぶか……

適当に蛇龍の代表として八岐大蛇(ヤマタノオロチ)から名前を貰って


『もう考えるのが面倒になって来たから次ので勝手に決めるぞ!今からお前の名前はオロチって呼ぶからな』


「なんか男の名前みたい」


『女がオロチって名前でも別にいいじゃねえか……それに名前って言ったが結局今は俺しか呼ぶ奴がいないんだし別にこれ以上気にしなくてもいいだろう?』


「……分かった」


納得はしてなさそうだが承諾は得た。

さてと外に出る為に【ムカルアラチ】を何とかしますか!


ってことでそこで地味に喜んでるオロチさん、【ムカルアラチ】について情報吐けや!

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