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オルタ・エボリューション  作者: 鬼河壱
第1章 呑郷の森羅
23/65

蛇竜少女が語る

前回作者側の感覚で書いていて説明不足だったこと。

武野が身体に開けていた掌と肘の穴は繋がっている。

質量爆弾は身体の中に貯蔵されていた。(全身どこからでも取り出し可能と思って頂けると助かります)

『で?さっきまで殺す気満々だったのに急に話し合いをしようなんてどういうことだ?』


『……とりあえずこれ(・・)は解除しとかないとまともに話すことができなさそうね』


少女がそう言うと水中にいるような感覚が無くなった。


「さてと、じゃあまず敵対意思が無いことを伝える為にコミニケーションしましょう。まずは私から自己紹介、私の名前は『竜種初期型モデル:増殖』」


いやそんなの名前じゃないだろう。

ってか蛇要素どこいった?


『いやそれは名前じゃないだろう』


「へい?」


『へい?じゃないだろうなんだそれ…そういうのは名前じゃなくて識別名っていうんだよ』


実際そういうもんだろう?


てかツッコミそびれたけどこいついまサラッとやばいことカミングアウトしなかったか?

初期型って明らかに実験体とかへの呼び方だよな、てことは人工的に生みだされた生物ってことか?


「そうなんだね……まぁ私の名前なんてどうでもいい重要なのはあなたの名前」


『はぁ? どういうことだよお前自分の名前をどうでもいいって…「いいから言って」はい……』


クソ! こんな見た目年下の子に圧されるなんて。


『俺の名前は武野泰地(たけのたいち)だ、なんの面白味もない普通の名前だろ』


実際普通過ぎて子供のころ周りの友達の名前が輝って書いて(きらる)だったり苗字が龍宮院(りゅうぐういん)だったり天羽(あもう)だったりで俺の名前が普通過ぎて泣いたことがあるんだよな…

まぁその後俺が転校したから疎遠になったんだけど…


・・・・…・・・・(武野泰地…やっぱり)


『おーい小声過ぎて聞こえないんだけど』


『ごめんなさい武野泰地さん本人と確証が取れましたので私のあなたに対しての敵対心はありません…なので私と一緒にここから出ませんか?」


は? こいつ何でいきなり敬語になったんだ? てかなんで俺の名前を知っているんだ。


『いや…その前にお前の知っている事を全部……「なんで俺の名前を知っているのか」、「なんでここにいるのか」、「お前を作り出したのはどこの誰なのか」、それとさっき最後に使ってた【かいびゃく】『ウツミズドンテンセカイ』についても、アレ絶対に普通のスキルと違うだろうし、少なくともこれぐらいのことは話してもらわないとお前を信用できないな。

もし俺をタダで利用しようってんなら俺は残ったモノで自殺する!』


ここであえて残りのなにで自殺するかを言わないそうすればこういう奴ならわからない事を可能性を考えるだろう。実際は死ぬ気もないし自殺できる程の爆発鉱石も残ってないけど。


「わかった…じゃあ少なくとも私が話せるすべてを教えてあげる」


そういうと少女は話し始めた



「まず私があなたの名前を知っているのは私が任務であなたの魂を預かる時期が在ったからなの」


『気になる所はあるがその任務ってのはなんだ?』


「あなたの魂を***と***の卵に**してあなたの魂を起こす事です」


『へ?なんだって?なんか一部一部がノイズになって聞こえなかったんだけど?』


「あっこんな所にも開示制限が…」


『開示制限?そんなゲームの管理制限みたいなもんがあるのか』


「うんある…ごめんねこればかりは私がどうこうできるものじゃないから……」


『あー…わかった自分でどうこう出来ないならしょうがねぇ』


「ありがとう」


めっちゃいい笑顔するじゃん

てか何だろうすげー見覚えがある。


なんだっけーなんだっけー


そうだ、従妹の子供を見てる時の感覚だ! なーんか()でたくなるんだよなぁ


ヨシヨシヨシ


「えーと…何?」


『あーすまんな…ついつい』


アハハッさっきまで殺そうとしてたモノ同士なのにな。


『話を続けてくれ』


「じゃあ次は私が最後に使ってた『鬱水鈍天世界』について。アレは【開闢】という……簡単に言えば影響力を持つ存在が自分の世界を創造(想像)して、部分的に世界に法則を加える…………っでいいのかな? ごめん、私も最近使えるようになったばっかりだからこんな事しか言えない。『鬱水鈍天世界』っていう名称も勝手に付けられただけだし」


まぁ……説明できないならしょうがないな。


『じゃあ次だ、何でお前はここにいるんだ?』


「それはねさっき言った任務に失敗したときに***襲われて気が付いたらここにいたの」


またノイズ…けど口の動き的にさっき言っていた卵の親ってところかな。


『ちなみに外には出なかったのか?今までの道も曲がることはあってもずっと一本道だったしここから先は一本道じゃないのか?』


これは最初から気になっていたことだ…テラーのいた所からここまで物凄い距離があるがここまで一度も分かれ道が無いってのは明らかにおかしいと思っていたところだ。


「外に出ようと思ったことはあったけど途中で私じゃどうしようもない()がいて…」


こいつでどうしようもないってどんなバケモノが居んだよ…


『それじゃあここから出るのは望み薄か……』


「なんでそうなるの?」


『だってお前が無理なんだろうだったらお前に負けた俺が外に出るなんてできないだろう』


「あれ?話の流れ的に私はあなたについていくつもりだったんだけどな?」


いや…まだ信用ができねぇよ。それに…


『俺がお前と一緒に挑んで勝てんのか?』


結局これなんだ俺はさっき手持ちの全てを使って戦ったのに対してこの少女はスキルとブレスぐらいしか使ってないつまりは俺(+α)vs少女ってことでこいつはある意味さっきの戦闘は余裕だったんだよ。


「それについては問題なくてむしろ私が要らないっていうか…」


『はぁ?どういうことだ?』


「実はその()ってのがあなたの魂の一部を合成して作られた()だから…」


『うんちょっと待って!俺の魂を合成したってどういうこと!しかもそれって生き物じゃなかったの?』


「え?あっ!うん!そうだよ生き物じゃないよ」


『いやそれもだけど…そっちじゃなくて俺の魂を使っていることについて事実確認を…』


「アッそっちのことかぁ…でも多分全体的に開示制限があると思うから期待しないでね」


『えぇ俺のことなんだけど…まぁいまさらか…じゃあ頼む』


「それじゃあ*******************************『あーもう大丈夫……うん…………』


これ以上なにも聞けない気がするし知らない事が増えると割とそっちに思考が飛びそうだからここで止めてもらおう……


『とりあえずその物については置いといてお前がいらなくて俺なら大丈夫な理由を説明してくれ』


「簡単に説明するとそれを押さえつける…っていうか支える?いやアレの場合は扱うことが私にはできないからなの」


『それだけ聞くと力強くないと扱えない巨大な何かってことしか分らんのだが…』


「あぁそういえばその物がどんなものかを説明してなかったね…大きさ30m位で約六千枚の刃で作られている、名前は再駆憧(サクラ)英傑武装:百足阿羅地(ムカルアラチ)性能はとにかく重い攻撃と刃と刃が離れることで自由自在に攻撃方向を変える不規則性とそれらを支えている規格外の耐久性能そしてあなたの魂を合成したことによって生まれた自我…これらでどう?」


『おぅ…まぁ分かったがお前がそれをどうしようもできないってのがまだ納得できてないんだが…』


だってこいつには竜の姿ができるあの状態があるのにそれでもこいつは「どうしようもできない」と言った。

この際その()に俺が何とかできる云々は俺の魂が合成されているってことにしとこう。

納得はできてないが…

その上でどうしてなのかを知りたい。


「そんだけ百足阿羅地(ムカルアラチ)がおかしい性能をしているの…」


えっ本当にそんだけの理由なのか?まぁこれ以上は本当に出なさそうな様子だしこの話は後回しにしよう。


『あー、じゃあこの話しは終わりにして次に…』


あれ?ナチュラルに会話してるし愛でてるけどよくよく考えたらさっきまで戦ってたんだし今は説明できない俺のことやよくわからないムカルアラチとかよりも少しでもこいつの情報を吐き出させた方が良いのでは?


『なぁ…俺のことが話せないならお前のことについてもう少し教えてくれないか?』

作者の頭の悪さが滲み出る…

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