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オルタ・エボリューション  作者: 鬼河壱
第1章 呑郷の森羅
22/65

仇打つモノ 下

翼を抜ける手段を持っているのに最初から使用しなかった理由?

そんなの単純で明快、頭の中にある空論ではできているってだけで実際に出来るかどうかがわからないからで

しかも空論の中でもその手段をとると最悪の場合には身体を使いつぶすだけになるからだ。


なにをどうするかって言うとこの身体の中に隠し玉一号として大量の爆発鉱石(・・・・)(名前は勝手に付けた)が溜めてあり、これは一定以上の熱で爆発する鉱石で身体の中にあるこれの位置をある程度足に集中させて、そこに『魔法』で熱を送り込んで爆発させることで飛行するスピードを文字通り爆発的に上げて翼にぶつかるまでの間は『空間重化』と『反転:空間重化』を俺の身体を挟む様に使って直線状に道を絞ってスピードを上げ、翼の表面に垂直にぶつかる様に調整し最後に肘の穴から『狂声』で回転を作って翼を削る力を上げるそして翼を抜ける。


色々難しく言ったけど簡単に言えば吹き飛んで回転して突っ切る! ってだけ。

これが俺の考えついた翼を抜ける方法だ。



ちなみに爆発鉱石をどこで手に入れたかというと、この洞窟の途中で実は鉱石(名前分らない)とかがたくさんある空間があってその中に結晶に囲まれるよう明らかに他と違う黒々とした鉱石がありそれを身体に使えるかもしれない鉱石を探して(身体にすることができても動きが硬くなったので結局岩の身体にした)鉱石の性質とかを確認して手に入れた『鑑定』スキルでその鉱石を『鑑定』したら。


『鑑定』

《名称:未設定》

《性質:約200℃の熱に反応し爆発する》

《原産地:無し》

etc.


っと情報が頭の中に出てきて爆発鉱石(名称未設定)が一定以上の熱で爆発するのを知った。


さて、話を戻そう

ハッキリ言うと成功する自身は無いし成功したとしても戦闘継続できる自信がもうない。


が! やるしかない。

質量で押しつぶされたら今の身体だとかなりまずい。


「どうしたの?さっきから避けてばかりで全然攻撃してこないじゃん」


当たり前だろうが大蛇が集団で俺を囲むように攻めてくるせいでまともに立ち止まってらんねーんだよ。

しかも近づいたら手刀して来て、避けたら手刀からかまいたちが飛んできて地面が削れてんじゃねえか。


てかそのかまいたちが当たっても翼に傷ひとつないじゃねえか! どんだけ硬いんだよ!


クソッ余計に不安要素が増えちまった!

けどやるしかない!



心を鎮めよう冷静に……冷静に…………


(……よし、やるか!)



(拍子抜けね……)


少女は先程まで様々な手段を持って己を罠に引き留めていた岩人間に対して飽き(・・)を感じてきていた。


さっきまでの強気な言葉も小賢しい小言も吐かなくなってきたしいい加減力の差を理解しないかな?このモンスター、やっぱりこいつもいままでのと同じでたまたま強く生まれただけのゴーレムなのね。


「どうしたの? さっきから避けてばかりで全然攻撃してこないじゃん」


あれ? 顔つきが変わった、まだ何かあるのかな?


すると目の前の岩人間は先程までの避けることを重視した体勢から逃げの体勢に変わった。


少女は()が「攻め」から「逃げ」という行為に転じることにいちいち口出しをしたりしないなぜなら「生きる」という事を最重視するのは当然だと思っている。


だが、少女はそのモノ(・・)の行動に違和感を感じている


いままでこの場所には何千ものゴーレムが生まれてきたしその中には確かにこいつと同じで私の別れ身を倒していたモノが百何体かは確かにいた、そしてその中にはこいつと同じで喋りながら戦ってきたモノもいた。


だけどこいつのように会話(・・)をするモノはいたか?


こいつのように私と同じスキルを使ってくるモノはいたか?


こいつのように生きることを最優先にして逃げる行為をしようとしたモノがいたか?


(絶対にいなかった)


じゃあこの岩人間(・・)はまさか……


少女は目の前にいる()の存在に覚えがある。

かつて少女が創造主からある命令を受けたときにその存在について言及されていた

そしてその存在の魂は命令に従い回収し、後に与えられた任務を失敗し一緒に呑み込まれた……


(そうだ……確かに今までの生まれてきていたゴーレム達もそれが原因なら納得できる……もしそうなら私は私情を捨てて与えられた任務(・・)を優先しなくちゃ)



準備OK!

身体はそこら辺の岩を取り込んで修復済み

爆発鉱石にもいい感じに熱がこもって来た。


体勢を変えて…


『爆破!!』


足の裏側の穴から爆発した衝撃が走り火が噴かれる


ジェット噴射成功!次に『空間重化』『反転:空間重化』を発動。そして肩から指先までを頭の上に大きく伸ばしながら『魔法』を使い掌に空気抵抗としてぶつかってくる空気をそのまま集めそのまま肘から『狂声』を使って回転を生む。


そして翼に衝突


(削れろ!削れろ!削れろ!)


クッソ! 予想はしてたが硬い俺の身体の方が先に限界が来そうだ。


グジュッ!


おっシャア皮膚貫通!肉まで届いた!このまま貫けぇぇ!!!


ドシュッ!


おっし!俺の身体が崩れる前に抜けられた。


両手は肘まで削れて無くなっている足はもうヒビだらけでもう一歩動かすだけで崩れるだろう。

けどそんなものはそこら辺の岩に『寄生』して補填すればいい。

ってことで修復完了!


しゃあ逃げるぞ!全力疾走だ!

って、もう追いついて来てんじゃん!こうなったら隠し玉二号の出番!


質量爆弾(しつりょうばくだん)!』


俺は三㎝ぐらいの丸いボール(球体)を少女目掛けて投げる


「ちょ『解除!』


なんか言ってた気がするけど多分また隙を作らせる作戦だから気にしない。


ここで俺の投げた隠し玉二号こと質量爆弾は『密度変化』を使ってそこらへんにある岩とか土をギチギチに固めた物で、


『密度変化』を解除することによって元の質量に戻る衝撃で相手と距離を作るというもの。


爆弾って名前が似合わない気もするが……


『あんだけ殺す気出しといたけども死ぬかもしれないなら逃げさせてもらうからn…





「【開闢(かいびゃく)】:~」



その声が聞こえた瞬間、俺の周りの世界の構造(法則)が変わる


「~『鬱水鈍天世界うつみずどんてんせかい


あ?なんだ?急に身体を動かしにくくなったぞ。

いや…この感覚は水中? だがなんでだ? 水なんてさっきまで無かっただろ?


クソ! あいつ(少女)が来る!


あんだけ殺すとか考えてたくせに少女に怖がるなんて、なんてザマだ、結局俺はゲーム感覚だったんだ「別の物を新しい身体として使えばコンティニューできる」って感じで考えてたんだよ…

現実だもんなそんな適当な理由で生きてて価値なんて無いもんな!


そうこうしている内に少女が近寄って来る。


『はぁ負けだ煮るなり焼くなr『さっきはごめんなさい』……『へぁ?』


『もしまだ話をすることができるならこれ以上こちらからは手を出さないからゆっくり話せないかしら』


『……………………え? あー、わかった(?)』


この子短時間で何かあった?

本編で語られることは(多分)ない作者の設定暴露

鉱石空間

過去のある**によって**********鉱石が**によって「散らかっているのは嫌だから」という理由で集められた鉱石が長い時間をかけてそこに定着したことによってできた空間。

爆発鉱石

鉱石空間にある鉱石の一つであり過去に***が**として使うために*******鉱石。

爆発鉱石が他の鉱石に囲まれていたのは元々熱を溜めやすい性質を持つ爆発鉱石に熱を求めて近寄って来た微生物が死に長い時間で結晶化したからです。

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