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オルタ・エボリューション  作者: 鬼河壱
第1章 呑郷の森羅
20/65

仇打つモノ 上

『殺されるつもりは無いね!』


俺は少女の横を通ったあとそのまま全力で走る


「そんなこと許すわけないでしょう逃げても私は追い続けるよ」


こいつ追い付いて来た!


『お前の事情なんか知らないんだよこっちは殺されそうになったから殺しただけで仇討ちなんて面倒くさいものは受ける気は無い!』


『魔法』を使って少女との間に壁を作る


「そんなもの障害にもならないよ!」


少女が壁に突っ込みそのまま突き抜けてくる

けど…


『予想通りなんだよ』

「へ⁈」


少女は足場が崩れそのまま落ちる


こいつはあの大蛇の親玉なんだから大蛇より強いのは予想できた

そしてこのファンタジーな世界でまともな物理法則には期待していない、

だからあの少女でも岩壁を壊すぐらいのパワーがあるのは予想できた。

なら壊される前提で罠を作るなんて当たり前なんだよね。


「まさか落とし穴なんて古典的な罠いつ仕掛けたの?」


壁を作った時だよ、その壁の素材が落とし穴の中身だった物だよ。


「わかったじゃあこっちも手加減なしでいく」


少女がそういうと少女の髪が数本伸びその数だけ大蛇が現れる。


『はぁ!? そいつ等量産型かよそんなにいるなら少し死んだって気にしなくてもいいだろう』


大蛇が束になって襲い掛かってくる

それを『狂声』を使って吹き飛ばす


「髪は女の命って知らないの?」


今度は左右に分かれて襲い掛かってくる

それを右から来たのを『反転:空間重化』をかけた殴りで上げて左から来たのを『空間重化』をかけたかかと上げで抉り飛ばす。


『お前の命じゃなくてその大蛇の命だろ』

「私が命をあげてるから元は私の命なの」


今度は何本もの髪が絡みついてできた超大蛇は俺の周りをとぐろを巻いてとぐろの隙間から岩の棘が何本も飛んでくる

それを掴んで上に投げて『反転:空間重化』を使ってその勢いを強め頭を狙って何度も投げる

すると岩の棘が飛んでこなくなったので自分で作って投げる


『暴論ここにありか?』

「暴論じゃない事実だもん」


超大蛇がその巨体から力を抜いて俺を潰そうとするそれを『反転:空間重化』を使って上に押し上げそれで上がってきた場所に『空間重化』をかけ力で押し潰す


超大蛇の肉体が潰れ血の雨が降る


『だとしても女の髪が命は暴論じゃないか?』


なんでこんな乱暴な言葉使いになってるかって? この会話中にもこの女大蛇を出しまくって周りが地獄みたいになって対処してるからだよ。

こんなこと説明させんな……


『めんどくさい……お望みなら攻めに転じてやる』


お望みならしょうがないよな、じゃあまずは潰れてみようか。


『魔法』を使って天井を崩してその上から『空間重化』をかける


「そんなもの『反転:空間重化』」


そうだよな、使えるよな、だってあの大蛇はお前の別れ身なんだからオリジナルのお前が使えないわけないんだよな!


反転した重力によって天井が上に戻る


「こんだk『引っかかったな』え?」


前に『空間重化』を無力化されて考えたんだよ一つのスキルに対して倍以上のスキルを使えば同質のスキルなら数が多い方が強いに決まってるよな!


『『空間重化』×4(四個重ね)


上に戻った天井が再び墜ちる


「きゃあぁぁぁ…」


少女は瓦礫とともに埋もれる

ただ髪から出てきた大蛇どもはそのまんま野放ししている訳にもいかないし恐らくこの程度じゃあの女は死なない。



『さあさあさあ、ここからギアを上げてくぜ』

『そうねこちらも気持ちを切り換えるわ』


あれ?声が肉声から変わってない?


『本当は使いたくない姿だけどあなたの小細工を無力化するには向いてるわ』


瓦礫の下からソレは現れる

巨大な身体とそれを支える四肢、洞窟の空間を覆い隠さんとする翼、地に叩きつけられる尾、そしてそれらに纏われている青色の鱗。


『おめぇも竜なんかい!』


てことはテラーの仲間なのか?


『おまe「ガァァァァ」ブレス!?』


『ちょっと待t「キシャァァァ」今度は大蛇かよ』


よーくわかった…こいつもう話す気が無い。

ていうか敵討ちの相手と話してたさっきまでの状況の方がおかしいのか。


そうだなギアを上げるって言ったんだ後でテラーとの関係性を聞くためにこいつは半殺しにするのは確定としてその結果にたどり着くまでまでは


『ガチで殺りあおうぜ、かかって来いよおデブちゃん』



まずは大蛇どもを処理しないとな。


てことでここで大蛇を何匹も狩ったことで覚えたことの一つを披露しよう。


誰に向かって言ってんだ?


まぁいいやじゃあそこの君、最初の犠牲()にならないか?


俺は大蛇の束のちょうど真ん中らへんにいる()に足元を爆発(・・)させて近ずきその勢いを利用して大蛇の身体に手を突き刺すそこに『寄生』を使っていつも通りに魂の所有力を奪いその奪った魂の居場所は変えず筋肉を無理矢理動かし暴れさせる。

そうすればこだけ大きな蛇が絡まないわけないよな。


『そーしーてー』

大蛇の体温(熱源)を一か所に集めて大蛇の塊(絡まったモノ)を『魔法』で集めた熱で溶かす。


『ファイアー』

炎出てないけど!


ヒャッハー!よーく融けてる融けてる


さっきからブレスをちょくちょく吐いてきてるけどその穴から出ることに集中しなくていいのかなぁおデブちゃん。(にっこり)

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