第2話 初依頼
今、自分達は依頼盤の前に来ている。
どれにしようか...するとしたらこの三つのどれかかなぁ...
オーク討伐 ランクE
依頼:最低二体討伐
依頼タイプ:常時
依頼料:600G~(銀貨六枚)
スライム討伐 ランクF
依頼:最低五体討伐
依頼タイプ:常時
依頼料:400G~(銀貨四枚)
薬草採集 ランクF
依頼:薬草採集
依頼タイプ:常時
依頼料:一本50G(銅貨五十枚)
「常時依頼しかないね」
「そうだね」
「オーク討伐で良い?」
「そうしようか」
依頼紙を取り、受付に向かう。
「すいません、この依頼をお願いします」
「はい、分かりました、・・・・これで依頼受注完了です、気を付けてくださいね?」
「「はい」」
オークが居る森にやって来た。
取り敢えず、よく居ると言われている場所に向かおうかな。
そこには、鼻辺りに角を生やし、巨体で筋肉質の人形の魔物が居た。これがオークだな...
自分達には気付いていないようだし、不意打ちをしようかな。
「不意打ちをするから、危なくなったら魔法で援護をお願い」
「分かったわ」
足音を隠し短剣を構え背後に迫る。
そして、オークの首元に突き立てる。
オークは、一瞬暴れようとするが、すぐに動けなくなり、絶命する。
「終わったね」
「証明部位って確かこの角で良いんだよね」
「そうだよ」
「私警戒しとくから、解体しといてくれる?」
「分かった」
オークを、腕、足、顔と分けていき、顔から角、腕から爪、足からも爪を取る。
そして、胴体には、十体に一体の確率だが、魔物には魔石と呼ばれる、紫色をした石が体にある。
「このオークは...お、ラッキー最初から魔石入りじゃん」
「やったね」
そんな調子で夕方まで、オーク狩りをして、討伐したオークの合計は14体だった。
その内、3体が、魔石入りだった。
そんなこんなでギルドに帰って来た俺達。
受付に向かう。
「依頼終わりましたー」
「はいはい、えーっと、オーク討伐ですね。討伐数はっと...14体ですか、魔石は有りますか?」
そこまで驚かれないのかぁ...ちょっと期待外れだ。
「有ります有ります、3個です」
「へぇー運が良いんですねっと・・・これで依頼は終わりです、合計5700Gです。」
「有難うございます」
そう言い、大銀貨1枚と、銀貨7枚を受けとる。
「後、オーク討伐数が一定数まで到達したので、Eランクの実力はあると判断され、冒険者ランクがEランクになります。冒険者カードの更新をするので、今の冒険者カードをお貸しください」
「「どうぞ」」
「有難うございます・・・・更新が終わりました、これで貴方達はEランクです」
依頼が終わり、家に帰って来た。
取り敢えず風呂に入り、飯を食って、今日したことを話す。
「冒険者ランクがEランクになったぜ」
「へぇーまぁそうだろうな」
「Cランクまでは今のところ貴方達なら余裕で行けると思うわよ」
「ただなぁ...Bランクからが鬼門なんだよなぁ」
「どう言うことだ?」
「いや、Bランクから唐突にインフレが始まるんだよ、ぶっちゃけ、俺達がBランクになれたのって結構ギリギリだったしな」
へぇ...そんなに危ないのか。
「そうねぇ、まぁ、そこの鬼門を越えられたら、簡単に二つ名とか、金とかが沢山入ってくるし、そこまでは頑張りなさい」
「適当に言いますねぇ...」
「まぁお前らなら行けんだろ、相性もいいし」
「そうですか?」「そうか?」
「ほら、そこ」
そういうことかぁ...
「私はそこまで嫌では無いですよ、レックス」
「いや、そう言うのは良くないと思うんだよね」
「チキンなよ、レックス、冒険者なら冒険者らしく近親相姦でもなんでもしやがれ」
「それは親が言っちゃ行けないんじゃないかな!?」
そんなこんなで、初依頼の1日が終わる。
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レックス LV12
基本ステータス
・力 54・知識 ∞・発想力 200・運 1000
スキル
・総武術・探知・総魔法
・解体 NEW!
アビリティ
・レベル上昇率アップ
固有能力
・千里眼・強欲・叡智・空気王・****
リリス LV9
基本ステータス
・力 232・知識 ∞・発想力 150・運 500
スキル
・総武術・探知・総魔法
アビリティ
・レベル上昇率アップ
固有能力
・千里眼・強欲・叡智・能力創造・能力コピー
・女神力
こう、ちょっとテンプレを改変した感じで行きたいと思ってます。
あるあるぅ~