ポピィンの戦い
どうも降木です。今作は前作の「スキルを駆使して自堕落生活」の続きであり続きではありません。なので前作を読んでない方でも気軽に読めるのでどうぞ最後まで読んでみてください！！
「くっ！」
なんだこいつはさっきから私の得意な近距離ではなく、長距離からの攻撃しかしてこない…。こんなときマミィたちだったきっとすぐに倒せるのに…。
『最凶斬撃』
くそっまたかわされた…。
幸い、魔力量はそこそこあるのでまだスキルは打てるがこれではきりがない…。
「せっかく仲間になったんだ！ここでしっかり成果をださないと…」
と意気込んだとき、横からの攻撃された。
なんとか避けることは出来たが少し傷を負ってしまった。
「くそっ！」
「マミィ！気を抜かないでよ！」
『ヒール』
とっさにエルゼがヒールを掛けてくれた。
「ごめんエルゼ！」
「そんなことより今は集中！！」
そう言われて私は戦闘に集中することにした。
しかしさきほどから遠距離からの攻撃ばかりで全くこちらの攻撃を当てることが出来ない…。
「近距離だったら私でも勝てるのに…」
このままではいずれ体力がなくなってやられてしまう…。
そんな時、どこからか声が聞こえた。
「ポピィンいくら近距離戦が得意と言ってもそれが出来ないんなら駄目だ。だったら自分も遠距離なりして自分の得意に持っていくことも大事だぜ？」
「これは？タクヤ？」
そう言ってあたりを見渡すがどこにもタクヤはいない…。
そしてカルエやマミィの方を見てもさっきの声が聞こえなかったのか何の反応も示していない。
「一体どうなって…。っ！」
危ない危うくまた攻撃を食らいそうだった…。
それにしても先ほどの声…。
駄目だ今は戦闘に集中しないと…！
と私は敵の攻撃を避けつつ、先ほどの言葉の意味を考えた。
自分の得意なものに持っていく…。そのために私も遠距離を？
私に遠距離なんて、無理なことだ…。そもそも私は初期の魔法が使えるくらいで他のは全く使えない…。
さらに言えばタクヤやカルエのように二つ同時や、一つ撃ってすぐに別のスキルを撃つなんて器用な真似はできない…。
ではどうするか…。
『最凶息吹』
ためしに剣で風を起こしてみたが、敵に当ってもすり傷を与える程度だった。
「くそっ！一体どうすれば…」
するとふいにカルエがこの前の戦いでやっていたことを思い出した。
「そうか！一つの技で考えるより、一つやってからもう一度それを使えば…」
いける！これはいけるぞ！
『最凶息吹』
私はさきほどスキルをもう一度使った。
そしてすぐさま手をだしスキルを唱えた。
『ファイヤー』
特大の火をただ。放った。
スキルはコントロールしようとすればするほど威力は下がる。
だがらさきほどの剣の風に炎をまとわせれば…。
「っ！」
見事直撃した。
そして敵がひるんだ一瞬のすきを狙って相手の懐に飛び込んだ。
『最凶斬撃』
私は敵を真っ二つに切り裂いた。
だが…。
「えっ！？」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしけば感想やレビュー等よろしくお願いします。
次回はカルエの戦い…。お楽しみに！！
