謎の三人
どうも降木です。今作は前作の「スキルを駆使して自堕落生活」の続きであり続きではありません。なので前作を読んでない方でも気軽に読めるのでどうぞ最後まで読んでみてください!!
「何っ!?」
突然の轟音に私とカルエはその場で立ち往生していると、
「大変ですマミィさんカルエさん!!」
一人の兵士が走ってきた。
「一体どうしたんですか!?」
「それが…さきほど正体不明の者達が門の前で爆発系の魔法を撃ちまして…あきらかにこちらに攻撃態勢をとっています」
正体不明の者達?
「それで一体何人いるんですか?」
「それが三人で…。みな薄汚い布をかぶっていまして…」
「たったの三人!?」
「マミィ急いで向かうわよ!」
「はい!!」
私達は急いで門の外に向かった。
「あなた達の目的は一体なんなんですか?」
私は謎の三人に聞くが全く返答がない。
そしてこちらを攻撃してくる様子もなかった。
「もしかしてこの中身はないんじゃない?」
と言ってカルエが布をとろうとした時、
『ファイア』
突然魔法を撃ってきた。
しかし、カルエはすぐさま避けすぐに警戒態勢をとった。
「これじゃあらちが明かないわ…」
その時、
「どうしましたか皆さん?」
後から声が聞こえた。
「あらエルゼやっと来たのね」
「遅くなってもうわけないわ」
そう言ってエルゼは少し頭を下げた。
「で、これは一体どういう状況でして?」
とエルゼは謎の三人に近づいていった。
「エルゼ危ない!」
私がそう言ったが謎の三人達は何もしてこなかった。
「あれさっきは…」
「さっきは私が布をとろうとしたからじゃないかしら?」
なるほど…。それにしても奴らの目的は全く分からないままだ…。
「あなた方はだれかの使いですか?」
「…」
やっぱり何も返事は返ってこなかった。
「う~ん、これではらちがあきませんわね…」
そうエルゼが言った。すると後の方から、私達を呼ぶ声が聞こえた。
「お~い!みんなどうしたんだ~!」
「ポピィン!今までどこに行ってたのよ!」
「いや~ごめんごめん。ちょっと部屋で寝てた」
寝てたって…。これからしっかり鍛えていかないというのに…
「っ!」
突然謎の三人が動き出した。
「これは一体どういうこと!?」
「やけになっても仕方ないわ!ようするに戦えってことよ!」
「なんだ?とりあえず倒したらいいのか?」
「えぇ、どうやらみなさんと一対一で戦いたいみたいですから私は支援をしますね」
そう、突然謎の三人が分かれて私、カルエ、ポピィンの前に移動した。
「それにしても本当にこいつらの目的って…」
「今は考えちゃだめよ!戦うことに集中しなさい!」
「えぇ、そうよマミィさん。はっきり言ってこの人たちの実力は未知数だからしっかり気を付けながら戦わないと、もしかしたら痛い目にあいますよ?」
「分かってます」
どういうわけかいきなり始まった戦闘。
しかも一体一という謎の状況だ。
周りの兵士たちもは一度加勢に来ようとしたが、すぐ返り討ちにされてしまった。
こいつらの目的はいまだ分からないが、今はとりあえず戦うことに集中を…。
…こういうときにタクヤがいてくれたら、と思ったが、弱音を吐いていられないと気を引き締めた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしけば感想やレビュー等よろしくお願いします。
次回、謎の三人との激闘!お楽しみに!!




