救世主タクヤ
どうも降木です。今作は前作の「スキルを駆使して自堕落生活」の続きであり続きではありません。なので前作を読んでない方でも気軽に読めるのでどうぞ最後まで読んでみてください!!
「もう駄目です。ここは降伏するしか…」
「いえ!まだあきらめてはなりません!!」
「しかし…」
まだあきらめてはいけない。まだ…。
ドン
「きゃっ!?」
突然目の前に男の子が現れた。
その肌はとてもきれいでおそらくとてもいい家の者だとすぐに分かった。
この国にはそんなくらいの高い家はない…ということは…
「貴様…敵兵か!」
「…いや敵兵では無いと思うよ」
「じゃあ貴様は一体…」
そう聞くと少し黙ってしまった。どうやら何か考え事をしているようだ。
一体こいつは何者なのだ…
う~ん世界を救えと言われたけど、一体何をしたらいいんだ。しかもなんかわけわからないとこに転送されるし…。とりあえず特典で魔力を沢山もらったので魔法を使って生きていくか。俺は体力や筋力がないのでそれはありがたいけど…。てか今そんなこと考えてる暇無いんだった。
なんか俺怪しまれてるよな。まぁそりゃそうか。なんて言い訳しようか?
すると遠くから爆発音や雄叫びが聞こえた。
なるほど…。
「はやく答えよ。答えなければ…」
「俺はこの世界を救う救世主だ!」
「救世主?」
「あぁ。今この国は危ないんだろ?だから俺が救ってやるって言ってんだよ」
少し悩んでるな。やっぱりこの国は今危機なのか。
「私はこの国の騎士団副隊長のマミィです。どうぞよろしくお願いします」
「俺は上梨拓哉だ。よろしく」
「不思議な名前ですね。その本を持ってるということは魔術師ですね」
「あぁ」
「でしたら屋上の方に案内します」
そういってマミィは歩き出したので俺はそのあとをついて行った。
しかしここは見た感じ城のようだが、何故戦争ちゅうに城の屋上まで行かなければ…。
「着きました。ではこれを受け取ってください」
そういって小さな玉を渡された。
「これは?きんた…」
「殴りますよ?これは展望玉と言って、これに魔力を込めると上空から戦場が一望できる魔道具です」
「なるほどね」
ためしに力を込めてみると戦場の状況が見えた。
「確かにこれは押されてるねぇ」
「ですからどうか助けてください。私はここから遠距離治療を行いますので」
と言ってマミィは展望玉を持って目を閉じた。
さぁてこれからどうしましょうか。つか魔法ってどう使えばいいんだ?
とりあえず冒険者の本でも見てみるか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしけば感想やレビュー等よろしくお願いします。
次からスキルをじゃんじゃん出てくるので楽しみにしてください!
次回は明日の24時に投稿しますのでよかったら見てください!!