空の夢
いつもと違う視点で
いつもと違う風景に
きっと日常は
非日常足りえるのだろう
目を開けたら空に立っていた、
周りには誰もいなくて、そこは限りない孤独で、
目の前には空しかなくて、眼下では雲が踊って、
天井では一等星が勝利の美酒に酔っていて、
どことなく自分勝手で、退屈で、少しだけ懐かしいような
そんな空に一人立っていた、
気が付けば雲の舞踏会はゲリラのように終わってて、
自分の街を俯瞰して、自分の家が見つからなくて
うれしいような、寂しいような、そんな曖昧。
街を見ていた、
見下ろした世界は思ったよりも小さくて、少しだけ安心した、
いつか、この街を出よう
この世界を出よう
私の小さなこの街を
ちょっと前に友人とおふざけして作った詩です
視点を変えてください
きっと見つかります