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四方の恋シリーズ

北の恋

作者: 尖角

再びシリーズです。

他の小説と並行して行うので、次の東が上がるのには少し時間がかかります。

 「好きです」


 私は好きな人がいるのに、そう言われた。






 告白されたのは1週間前…。


 返事なんて大それた事は、まだしていない。


 けれど、そろそろしないと…。


 そろそろしないと卒業しちゃう!!






 私達は来週中学を卒業する。


 けれど、告白してくれた西川くんとは高校も同じ。


 その辺を考えて考えた結果、私は西川くんを受け入れることにした。


 だって、別に好きな人がいようとそんなことは関係ない。


 これから西川くんのことをもっと知り、少しずつでも好きになれば関係などな

い。


 なぜなら、私の恋はどうせ報われないから。


 私が好きなのは幼なじみなのだから…。






 場面は変わり、学校に向かう私、北川瑞帆(きたがわみずほ)


 誕生日は7月19日。


 血液型はO型。


 性格は適当。


 通う学校は北森(きたもり)中学校。


 それを略して北中。


 私が好きになったのは、幼なじみの早瀬真司(はやせしんじ)


 彼の身長は私より12センチ高く、私の身長は156センチなので男の子の中

で高い方とは全然言えない。


 正直、175センチは欲しいところ。


 けれど、多くを望むことはよくないこと。


 だから、私は我慢することにした。


 っと言っても私の恋は次のステップに進んでいるわけだし、もう真司に会うこ

とも無くなるだろう。


 ちょっぴり悲しい気がする。


 けれど、そんなものなのだろう。


 大体幼なじみというやつは、付き合えるか付き合えないかに分かれる。


 ただ私の場合は付き合えないということなだけ。


 たたそれだけのこと…。





 私は必死にそのことを忘れるため、西川くんの前に立ちふさがった。


 「あのさぁ…」


 「話があるんだけど…?」


 っと――――――――――



 西川くんは『どうしたの?』っと、きょとんとした表情で私を見る。


 『なんでそんな顔を?』っと少し疑問に思いながらも、私は後に続けた。


 「西川くん」


 「私は付き合ってもいいよ!」


 っと――――――――――


 すると、するとである。


 思いもよらぬ言葉が帰ってきたのである。


 「はぁ!?」


 「俺とお前が付き合うだって?」


 「ありえねぇよ…」


 「マジありえねぇって」


 ここで西川くんは《告白は罰ゲーム》と言いながら笑ったのである。


 ――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 ――――――――――


 泣きそうな私の気持ちを考えもせずに…。

シリーズ「四季の恋」よりは人気出てほしいです(笑)

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