紫陽花
掲載日:2026/03/27
赤子が重湯を飲み干し
濡れた紫陽花が輝く
凛と咲いた萎れた花
君だけの僕でいたいと
赤黄色の金木犀が恋を呼ぶ
止まない音楽を多量に浴びて
絡まったイヤホンは耳をすり抜けて
夢は薬をばら撒き
足跡を辿った猫は
未知の言語で会話をしている
リズムがない音楽を聴いて
雨の中、傘を開かず
2人の子供が睨み合ってる
珈琲の匂いがする墓場は
セレナーデが流れてる
暖かいかき氷が川を流れて
皮肉にもささやいてる
同じ言葉を繰り返す電話は
耳を壊す。
集団行動している人間は
何も出来ず死を迎える
人間なんてそんなもん。
不謹慎やスキャンダルを餌にして
人を吊り同じ意見を求める
否定した人間は生き続け
堅実に生きたものは死ぬ
赤子は希望を飲み干した




