【2話 バカな来客者】
「ひゃっはー!有名俳優の娘頂きだぜ,行け
フラージュズ!」
「了解いたしました」
そいつらは,草陰から隠れて保育園を見ていた,
一人が飛び出すと,目の前には裁縫をして椅子に
座るカスミ先生が居た。
「(む,あのアマこちらに気付いてない,殺すか)」
フラージュズの団員一人が近づくと。
「あれ?あいつどこに行ったんだ?」
「知らね〜なんかさっきそこに立ってたよな?」
「,,,」
「あれ?おーい,,,チッまた消えた?なんなんだ?」
「ふんふふ〜ん♪」
カスミ先生は鼻歌を歌いながら両手で裁縫を
して居た。
「(つまんねぇ〜,,,なんか手籠[りょうじょく]したくなってきたな,よし)」
バカは草陰から飛び出る。
「おいそこの女!お前に0.1秒やるよ,その間
俺に自由に攻撃して良いが負けたr」
すると切り込む様に話す。
「お前如きをヤルのに,0.1秒?,,,なんて甘い,あまりにも果てしなく長い時間はいりませんよ0.00007秒,私がお前を殺すのに掛かる
最も鈍足な速さだ,何が言いたいか分かるか?
塵芥」
「んな⁉︎(常人なら0.1秒なんて速すぎる
無理ゲーだから言ったのに)こいt」
ビュン,身体は一瞬にして跡形もなく消し飛ぶ,
スローカメラでも残像1つすら捕らえられない
ほど高速で椅子から立ってすらいないように
見える,さっきの2体も屠り去って居たのだ。
なぜ音がしないか,何故死体がないか,簡単な
道理だ,身体全身が一撃で消え去るほどの速さで
一撃でぶっ倒した,ただそれだけのことだ。
勿論のこと,その速さにより生じた圧力の不連続的変化つまり衝撃波は,甚大なもの,移動している先端から衝撃波が発生し円錐状に後方に
広がる。
円錐状にひろがった衝撃波の内側にある肉体は原型をとどめ,衝撃波の外側にある肉体は引き裂かれ,音速に達する前に風圧で眼球が完全乾ききりまぶたが飛び散り,気圧差で鼓膜がやぶれ,耳の穴から中身,耳の器官等々,が出てくる。
まずそも,その前に呼吸できなくて窒息死する,
つまりは,一般的な話なら身体に掛かる負荷や
内臓の負担により確実に死ぬだろう。
そして現代の科学的,生理学的に分かるが
風向,音の壁や運動,反射神経の関係上,一般人
なら9秒58以降すら不可なのだ,だが強靭な
肉体は限界を否定した。
カスミ先生はそれを軽々凌駕して遥かに早い速さで動くことが可能なのだ,ちなみに衝撃波は
と言うと最小限の動作に抑えて空に離散する
ように身体を動かしている。
速さが早いと簡単に自身の軌道上空の雲は
割れる,と長くなったが彼ら彼女ら職員は
基本的に人類の肉体を超えて音速を軽々
出せる。
「後何人かしら?いま帽子を編んでいて早く終わらせたいのよ雑魚との戦い」
するとゾロゾロと沢山のギリースーツを
着用して居た奴らが出てくる。
「足音,呼吸,匂いから分かる,151人ね?」
「んな⁉︎あいつ超能力者かなんかかよ」
「最初は私が行く」
最初に現れたフラージュズは,身体に銃を隠して
近づく。
「喰らいな!」
瞬間,隠して放たれた銃弾を。
「う〜んこうかな?」
編み物をしながらノールック,皮一枚レベルに
舐めプして避ける。
「このテメェ!(な〜んてなぁ!それはブラフだばーか!)」
跳弾して弾は再度カスミ先生を襲う,背後から
来た銃弾すら。
「あぁやっぱりこうか」
必要最低限の動作で皮膚ギリギリに避ける,そして前方から迫ってくる投げナイフを。
「編み物が切れる」
ヒラリ軽やかに躱して当然避けつつ。
「喰らえや!」
奴がとつる足蹴りまで。
「あぁ色変えたらデザイン良さそう」
ヒョイっと浮いて回避して,その避けれない
浮いた体勢からさらに。
「チャンス!」
敵の放った追撃の打撃を。
「ここ何色にしようかしら?」
軽々受け流して華麗に無傷で着地する。
「死n」
シュン。
「んな⁉︎消えた?」
「一斉に掛かれば勝てる!あのアマも人やからな!」
奴らは全員が取り囲む。
「う〜ん,,,あぁ青にしy」
瞬間,全方位かつ服や肌に直に触れている150個の一斉射撃を。
「放て!」
発射した瞬間に全ての銃口を。
「う〜ん」
一発の指手刀斬撃だけで切る。
「んな⁉︎」
シュン,僅か0.0004秒,150人が一斉に消え去る。
まず0.0001秒。
「ふん」
床にクレーターが形成されるほどの威力で
コンクリートの地面をスタンプする,すると
150人が一斉に飛び上がる。
続いて0.0002秒。
指先を素早く動かして斬撃を手から放つ,爪と
指先を意識しましょう,無数の指が音速を超えて
放たれた衝撃波が斬撃として飛び,対象の肉体を
分子レベルにバラバラにする。
続いて0.0003秒。
「床を直してっと」
最後に0.0004秒。
空中に滞空する針と縫いかけの物品を再度手に
持ち,椅子に腰掛けるのだ。
「あ,そうだ編み物に集中して消し飛ばしちゃた,,,情報聞いときゃ良かった〜,,,クズに使いたくないが仕方ないか」
何故彼女は簒奪家なんて異名が付いているのか?それはこれにある。
「はは,なるほどねぇ有名俳優の娘の拉致監禁,,,
場所は〜」
模倣することに関して卓越した材質を持つ感覚,
優れた観察眼と即座に筋肉と連動させて動作を
行うと言う即席実践法によるもので,高い精度を
持ち,美術なら模写,思考パターンまで真似る事が可能なのだ。
そうして簒奪を行った後に諸悪の根源を叩き
潰しに行く。
「あいつかな?」
「あ?なんだおm」
瞬間腹に拳を叩き込む。
「グホァ⁉︎ななななななんだ貴様ぁ!捕えろ!
フラージュズ!」
後ろからゾロゾロと大量の奴らが出てくる,,,
だが。
「殺せ!このくそ女を消せ!」
そんなバカ共は皆。
「おらぁ!」
「,,,遅っっっそ」
カスミ先生からしたらスローにしか見えない,
飛びかかって来ている奴らを皆,まるで爆散した
が如くぶん殴る。
バゴーン!皆吹き飛び鉄筋コンクリート構造の
ビルをぼろぼろにする。
「ひぃ⁉︎」
目の前の数十人を瞬殺したのちに。
「終わりにしましょっか」
バゴ。
「あ」
バタン,首にチョップをぶち込み,首に衝撃を受けた瞬間気絶する,脳震盪を引き起こさせる。
,,,気づけばそこは。
「きゃっはっはっは!あーっはっはっは!」
ウィンウィンウィンウィーンブロロロロロロ,
チェンソーが鳴る。
「ひぃー⁉︎」
「足!腕ぇ!きゃっはっは!」
スパスパ,身体を簡単に切る。
「イギャァァァ!痛いぃぃ!」
ガシ,ゴミ野郎の髪を掴み持ち上げて。
「はい」
ビュンバゴーン!床に叩きつける。
「あ,,,あぎゃ」
「出血死もショック死もさせねぇよ」
強さは調整して,足には酸をぶっ掛ける。
「ひゅーひゅーひゅー」
「あぁそういやぁさぁ,4匹の生首があったなぁ」
「べぇ?」
「さぁ,食べなさい」
「いや!いやいやいやいやいやいやぁーーー!!!」
こうして拷問死を遂げるのであった。