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ヤングポッパーズ  作者: グミ助
1/7

1話 愛撫那居保育園

「わーい!わーい!」


「今日も園児は元気で,良いですね〜」


外からは元気な子供の無邪気な笑い声が

響いていた。


「む〜!むぅう!!!」


ジタバタジタバタ!


「これこれ」


ガシ,口にはガムテープが無作為にはっ付けられ,四肢を椅子に拘束されている男の頭を握る。


「五月蝿いのは,罪ですよ」


すると手のひらを上に上げる。


「むぅ⁉︎」


瞬間,その手のひらを雑に顔面にぶち当てる。


たった一撃,振られた手が右頬を直撃するだけで

右下顎第一小臼歯から第三大臼歯,右上顎第一小臼歯から犬歯までの上下合わせて計11本の

歯が完全に破壊された,大頬骨筋,頬筋,笑筋,広頚筋,など諸々の右頬の筋肉など,紙のように貫通していて右耳の鼓膜は衝撃で裂けていた。


「むぅぅぅぅぅ⁉︎」


それに直撃した顔面だけじゃない,衝撃を

受けた首にも相当な重さが乗って居る,

単なる力任せだがそれでも100kg近くの

重さは出ているだろうか,首が圧し折れても

おかしくは無い,軽く靭帯損傷する。


「ブフー」


ガムテープを貫いて,血反吐と欠けた大量の歯を吐き散らす,痛みで気絶しそうだ,常人なら即死を免れぬだろう。


「屑は無駄に生命力が高いですよねぇ,,,それより床を汚しましたね?」


ガシ,虫の息の男の髪をグシャっと掴む。


「掃除してください」


瞬間,ゴンと鈍い音が響いた,椅子ごと床に

頭を叩きつけられたのだ,額は簡単に割れる。


「あが⁉︎」


「丁度そのガムテープ破れてますよね?勿論分かりますよねぇ?」


「ひぃ⁉︎頼む!下心とかじゃなかったんだ!許しt」


ガシ,再度髪の毛を掴むと,髪をくしゃくしゃっと握りしめた。


「うぐ」


「黙りなさい」


ブチブチブチ,髪を一気に引っこ抜く。


「アギャァァァ!!!」


ガシ,男の首を掴み片腕だけで持ち上げる。


「あ,息が!グルジィ,こひゅー,こひゅーむぐ⁉︎」


口の中に毟り取った髪の毛を突っ込み。


「まだ罰がたりなかったですか?」


そのまま口に更に拳を突っ込み,歯を全て

ダメにする。


「ウガァァァ」


バゴ,再度床に叩きつける。


「はい,掃除を頼みましたよ」


「ごひゅーごひゅーごひゅー」


なんとか身体を芋虫のように醜く蠢かせ,這いずり地に溢れ落ちている自身の血液や歯の破片を

口で啜る。


「ヴォエ!うっぷ,,,っぐ」


男は涙を流しながら,吐くのを我慢してなんとか全て飲み込む。


「終わりましたか?それじゃあそろそろ,お終いに

しましょうか」


その時,足を頭より高く振り上げていた。


「え?なんで脚を上げt」


バン!思い切り振り下ろされた踵は頭蓋骨を

軽々とグシャリ潰す,当たり前だが即死である,

脳みそが大量に飛び散っていた。


「これだから屑は嫌いなのですよ,汚らしい,

穢らわしい,この世に存在しなくて良いのです」


彼は異端審問官の異名を持つ,その名はラルセイ

と言い,この保育園の拷問の役割を担う人物だ。


キー,鉄の扉が開く。


「ラルちゃ〜ん,終わったかなぁ?」


彼女は簒奪家の異名を持つ,その名はカスミと

言い,この保育園の見回りと情報伝達及び

即興防衛の役割を担う人物だ。


「はいは〜い,いま完了しますた」


「こいつら追加して良さげかな?」


「よきよき」


バタバタバタバタ。


「む〜!」

「むぅう!」

「むぅ!」

「むうぅぅぅ!!!」


「この馬鹿四人組はさっきラルちゃんが潰した

阿保の護衛だってさ〜」


四人の首根っこを掴み,ラルセイが部屋に引き摺り込み,扉を閉める。


「ふむふむ,ならこいつらも軽く潰しますか〜

さっき潰したてホヤホヤの死肉ありますし,

今からこいつらにカニバr」


キーバン,鉄の扉が閉まる。


「あぁ喋り終わる前に閉めちゃった,私も

仕事しますか〜」


「あ!先生〜」


「あらハナちゃん,どうしたの?」


「あのねあのね,レイちゃんが転んでね,それでね

それでね絆創膏欲しいの」


「あら大変!救急箱持って行くね」


一瞬にして保健室の棚に行き箱を手に取り,

ハナちゃんの元に戻る。


「えぇ⁉︎手品!」


「じゃあ行こう」


「うん!」


園庭に出て泣いているレイちゃんを運び砂,砂利

を洗い流し,消毒用エタノールをつけて絆創膏で

傷口を塞ぐ,その間僅か0.1秒すら掛からずに

終わらせる。


「痛いの痛いの飛んでいけー,どう?傷口は痛む?」


「大丈夫!」


「よかった」


痛みに敏感な年代の園児に,傷の痛みを

知覚させぬほどの技巧も持つ。


一方その頃,保育園南方面,距離にして隣街,

つまり街と街の間ほどに距離が空いて居る,

ビル街の一練,30階建てのビルの28階から

狙撃しようとしている暗殺者が居た。


「さぁ〜てと,また命を刈りますかぁ」


やつは跳弾狙撃において卓越した狙撃術を持ち,

今まで百発百中と言う輝かしい殺歴を持つ。


「さぁ,死ね」


ビュン,弾丸が飛ぶ。


「どれどれ〜?」


遠隔操作型ドローンで上空から確認する,だが。


「んな⁉︎外したか?,,,いや違う,これは」


なんとその球は園児に当たる前に指で摘み止められて居たのだ。


「なにぃ⁉︎」


トス,肩に誰かの手が乗る。


「あぁ?今忙しいんだ,後にしてくr」


グシャ。


「あれ?なんか俺の目線違くn」


バタ,首を捻り殺したのだ。


「はぁ,今月で18人目の狙撃手,少し見つけるの

手こずりました」


一方保育園では。


「あれ?先生は?」


「ただいま〜少しゴミを片付けてて,終わったよ〜砂場であそぼっか」


「うん!」


こうして高速でカスミ先生は,狙撃を察知して

頭の弾丸を指で摘み取り,ビルの狙撃位置,階層を特定,瞬殺,保育園に帰ると言う速業を気づかれずに行うのだった。


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