七話 刺身初体験です
七話 刺身初体験です
スミス姉妹はエスパーダのスナイパーライフルを組み立てている。
要は料理を作ることにした。ウサギ肉は今はない。
冷蔵庫を見るとマグロの赤身があった。刺身を出すことにした。いつもより小さく切らなければならないため苦戦したが、なんとかうまくいった。後は減塩醤油を添えて出してみる。
「生の魚……」
中華に慣れたエスパーダは刺身に苦手意識があるようだ。
「僕等が食べたら、ライフルが脂まみれになる」
「そうだね。食べたいけど我慢するか」
スミス姉妹も刺身を拒否し、アックスにお鉢が回る。
アックスもあまり良い表情はしていない。
刺身は小人達には不評なのか。
「アックス、毒見」
エスパーダに言われて、しぶしぶ食べた。
「うまい!」
アックスはカッと目を見開いた。
するとみんなの雰囲気が変わる。
エスパーダはスミス姉妹用に切った小さな刺身を食べた。
「まいうー」
どこで覚えたのやら。だがエスパーダも刺身のうまさを理解したようだ。
二人で奪い合うように食べている。
「レフト!」
「ライト!」
二人は頷き合い、刺身争奪戦に参加した。彼女達も生魚を警戒していただけだったようだ。