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第九話 リリスからは逃げられない


 前回のあらすじ

 リリスと婚約!やったぜ。

 終わり。


 そして、今。

 俺の部屋に戻ってきてる。

 リリスは美人の姿に戻ってる。


「リリスぅ!?聞いてないよ?婚約したなんて!てか、いいの!?女同士の婚約っていいの!?」

「言ってないし、聞かれなかったから解決方法は伏せてみた」


 リリスは顔の横に指でVサインをして楽しそうに答える。ヤバい、可愛い。

 いや、駄目だ。誤魔化されるな!


「誤魔化すなぁーー!」


 俺は浮いているのをいいことに、リリスの顔に張り付く。

 ……髪から凄く良い匂いがします。


「普通は女同士の婚約や結婚は成立しないけど、私達みたいな髪が白い人は許されるよ。子供が出来る出来ないで文句は言われないよ。だって、私達は歳取らなくなって子供を作るのは自由意思になるの」

「いや、でも誰かしらは何か言ってくるでしょ?」

「昔はね。今は白が私だけで、白っぽい子まで全員を死に追いやった国々が責任を感じてか出来るだけ白の意思を尊重する事になってるの」


 リリスは俺を顔から剥がして抱きながら話してくれる。

 その際、おっぱいが当たっているのだが、結構大きいので視界の半分を埋められる。

 温かくて凄くやわらかいです。

 ……うん。女同士でもえっち出来るわ。興奮するもん。


「ここの国王はリリィを苗床にする気だって言ったでしょ?もしばれたら、世界中から攻められてたね。それこそ、国民全員をも処刑する程の大罪扱いで」

「…それは、流石に殺りすぎでは?」

「実際にあったよ?私が今の姿に育った時に、ある国の貴族が『嫁にしてやる』『私の子を産み続けろ』『監禁する』って言ってきたんだけど、他国の人が偶然に聞いてて内容を各国のに教えて、その貴族を処刑するために軍が幾つも動いたんだよ」

「えぇ……。その貴族はちゃんと殺されたんだよね?」

「うん!その国の貴族全員と王族全員が絞首刑したされたよ。なんと、逃亡者無し。全員が捕まって首吊りになった」


 リリスの抱く力が少し強くなった。もしかしたら恐かったのかも知れない。

 三百年以上生きてても、外形年齢に精神が引っ張られるのかも知れない。

 俺から見たら、リリスは怖いことに怖がって、楽しいことは楽しむ。そんな何処にでもいる美少女だ。

 俺は男としてリリスを守りたいって思った。

 この時に俺は男に戻ろうと決心したのだ。


「リリス、大変だったね」

「っ……。大丈夫だよ。私はもう大丈夫。今はリリィの方が危ないから、自分の心配をしなさい」


 俺はリリスに撫でられて、寝かしつけられる。

 もっと聞きたいことはあるが赤子は体力がなく、直ぐに微睡みの中へと落ちて行く。早く大きくならなくては。…………。




「リリィ。私は、貴女を絶対に離さないから」


 リリスは、寝たリリィにキスをする。

 赤子にキスなどよくある普通の愛情表現だ。

 だが、リリスの顔には想いを寄せている相手にする妖艶さと愛らしさ、そして幸福が入り交じった感情が伺える。

 リリスは赤子に希望を寄せているのだ。

 出逢いと別れを繰り返し続けて、彼女の心はぼろぼろだった。

 そんな時、リリィの話を聞いて飛んで来たのだ。文字通りに空を飛んで。

 リリィの世話をするために、母親を催眠し、自身の事を信頼している歳を取った女中だと思い込ませた。

 少しの間だけ、元の姿で行動していたのだが、リリィの父親に見付かるというトラブルが起きた。

 だが、問題ない。なんとかして解決した。


 問題はリリィだった。

 たった数ヵ月で身体強化の魔法を使ったのだ。

 数ある魔法の中で最も発現しやすく、最も効率の悪い魔法が身体強化なのだ。

 せいぜいが一割増しの力しか出ない。

 赤子の力で身体強化しても、少し握る力が強くなったかな?ぐらいしかわからない。

 それなのに、リリィは木の柵を破壊する程の力を出したのだ。

 数十倍以上の強化をしたのだとわかる。


 そんな魔法を使えば、倒れて魔力枯渇か瀕死になってもおかしくないのに、リリィは謝っているのか甘えているのかという愛らしい仕草を返してきたのだ。

 リリスはこれが運命だと感じた。


 リリィはこの先、殺されない限り死なない。

 自分を一人にしない唯一の存在になる。

 リリスはリリィが欲しくなった。


 側にいて欲しい。笑って欲しい。楽しんで欲しい。好きなことをして欲しい。同じことをして二人の時間が欲しい。愛して欲しい。欲して欲しい。欲情して欲しい。依存して欲しい。独占して欲しい。守って欲しい。そして、何よりも。


 『永遠』を共有したい。


 独りは嫌だ。

 もう、死んだ友の顔を見たくない。

 何も私に出来ないくせに、関わって来るな。

 欲望に溺れた目で見るな!

 私をお前の汚ならしい性欲の捌け口にするな!


 そんな負の感情から救ったのがリリィだった。

 だから、リリスはリリィに依存した。執着した。愛した。

 いつの日か、リリィがリリスを求め。

 リリィの欲の全てが自身に注がれるその日を夢に見る。


「リリィ。もっともっと大きくなったら、女の子同士でも気持ち良くなれる事を教えてあげるからね?」


 リリスの愛情は歪んでいるのか、真っ当なのか、それを判断できる者は居ない。

 数百年の孤独を味合わなければ理解できないのだから。

ほら、本編でシリアス注入したぞ?


せんせぇ!

俺はこれから何されますか!(期待)


すまんな。

官能は書けないんや。

もし、本を出すことになっなら

そっち限定で書くかもしれん。

WEB版は赤子がおっぱいちゅぱちゅぱするのが限界や。


そんなぁ……。


安心しろ、朝チュンしてやった事は書いといてやる



この会話、かなりアウトでは?

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