第十一話 魔法の勉強
前回のあらすじ
近親相姦はしないから!
そういう意味の好きじゃねぇから!
終わり
はい。今現在、俺はリリスに魔法を教えてもらってます。
今まで感覚で使ってたのを、正しく理解して使う為です。
俺が思ってた魔法理論と全然違いました。
「リリィは何度か既に魔法を使ってるけど、魔法は正しい発動方法があります。属性を司る言葉に魔力を乗せ、自分が起こしたい事象を文にして始めて魔法が使える。だけど、魔法が使えない所が幾つかあります。高い山とか広大な海では基本使えません」
らしいです。
思った事を自身の言葉にすれば発動すると思ってたけど、実際は属性とかが必要らしい。
ほんとかなぁ?(煽り)
「リリス。人以外は魔法を使え無いのですか?」
「白に近い毛色を持つ、魔獣なら使っているのを何度か見ました。白に近い毛色の獣は魔獣と呼ばれます。真っ白な毛色を持つ獣は神獣と呼ばれ、魔獣以上に強力な魔法を使います。絶対に見付けても近付かないこと」
「はーい。魔獣達も言葉を使うのですか?」
「魔獣はそれぞれの獣の言葉を使いますが、神獣は人の言葉を使います。因みに、神獣が魔法を使い際に使用している言葉から属性にあった言葉や、事象を起こさせやすい言葉を知り、今の魔法語があります」
あ、その神獣から魔法を学んだのね。
意外……でもないな。人が最初から作ったら魔術とかいいそうだし。
前世では確か、魔法を使うのは悪魔だったはずだ。
本当に実在したかは知らないが、グリモワール?という本の種類があって、魔法書?魔導書と呼ばれていた。その本に悪魔を呼び出す呪文やら契約方法なんかが書いてあって、悪魔と契約することで魔法が使えるようになるとか。
ま、一般人が見ると発狂して死ぬらしいので詳しい話しは知らない。そもそも、本当に有ったのかわからないし。
怪しい話である。
そんな感じで、前の世界も魔法は人が自力で作ったわけではないし、その神獣から学ぶのは当たり前かな?
百聞は一見に如かずって、やつだな。本当はこの後にも言葉が続くらしいが知らん。
内容的には、聞くより見る。
見るより考える。
考えるより実行。
実行より成功ってなってたはず。
・・・ネット使いたいです。切実。
色々と脱線して乗り換えをしたが、ある疑問が浮上する。
俺が隠れて魔法の練習をしている時、使用している言語は日本語なのだ。まだこの世界の言葉をよく知らないので、日本語で代用しているのだが、普通に発動する。英語でも発動した。
このことから、意味を持つ言語であれば魔法は発動するという事では?
現に、言葉にしないでイメージだけでは使えず。
言葉にしてイメージしなければ弱く。
両方したら、強い魔法だった。
イメージはあればいいが必須ではなく、言葉は必須。
言葉とは相手がいて、始めて意味を持つ。
勝手に名付けたが、マナというエネルギー。もしや、知性があるのでは?
そうでないと、付与魔法が発動する理由が無い。
付与時に、周囲のマナを利用すると考えながら作ったが、言葉にしたのはその時だけだ。
後は勝手に発動してる。
マナが判断してエネルギーの供給をしている疑惑が浮上。
マナ=ナノマシン説も浮上中。
兎に角、この世界の魔法理論が完全な正解という訳ではない証明が出来た。
前世の記憶を持つ俺なら、オリジナル魔法をいっぱい作れるのでは?
かなりのわくわくさんですよ!
ダークフレイムとかエターナルブリザードとか中二病的な魔法を使えるかも知れない。
最終目標は、時を止めだな。
カッコいいの凝縮だ。
魔法、頑張って覚えよう。
あと、神獣をペットにしよう。
フェンリルとか白虎なんかが居るかもしれん。
ふぇっふぇっふぇっ、異世界楽しいぞい!
٩( 'ω' )و
時よ、止まれ!
ザ・ワー○ド!
特効のスター・プ○チナを出さなきゃ
危ない会話だなぁ




