夜明けは来たりぬ
夢物語に憧れる平凡な商店の娘、プラータの前に現れたのは謎の多い高位の魔術師ヴェルメリオ。彼は初対面のプラータに対してある望みを持っていた。
「俺を殺してくれ」
プラータは夢物語に憧れているのであって、決して不穏に満ちた非凡を望んではいない。だから、この胸の緊張感は夢を見るような高鳴りではなく、不穏に危機意識を募らせた生理的反応に違いないのだ。
「それで、いつなら大丈夫だろうか?なるべく早くに殺してくれると嬉しいのだが」
ヴェルメリオは何故自分に殺されたいのか、それが気になってせめて理由を知ってから断ろうなんて考えてしまったのが運の尽き。……決して見た目が夢物語の王子役の様でときめいたからなどではない。
「俺を殺してくれ」
プラータは夢物語に憧れているのであって、決して不穏に満ちた非凡を望んではいない。だから、この胸の緊張感は夢を見るような高鳴りではなく、不穏に危機意識を募らせた生理的反応に違いないのだ。
「それで、いつなら大丈夫だろうか?なるべく早くに殺してくれると嬉しいのだが」
ヴェルメリオは何故自分に殺されたいのか、それが気になってせめて理由を知ってから断ろうなんて考えてしまったのが運の尽き。……決して見た目が夢物語の王子役の様でときめいたからなどではない。
長き悩みの淵より、月汝を呼ばわる
2019/10/21 18:28
(改)
世は定めなきこそいみじけれ
2019/10/22 07:00
流れよ、わが涙
2019/10/23 18:00
骨髄に徹す
2019/11/13 00:48
(改)
不倶戴天
2019/12/13 22:37
百代の過客
2020/02/10 18:06
来たれ、汝甘き死の時よ
2020/02/11 12:15
君死にたまふことなかれ
2020/10/22 18:32