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ごめんなさい
この小説はフィクションです
一身上の都合から前回の仕事をやめて一月、いよいよ始まる新生活!
用意された新居はキレイで多機能!ショージキ言ってナメてたんだけど、こんなにいいとこだなんて!
仕事も、今度のは覚えることがたくさんで大変だけど、スッゴい楽しいし、やりがいが満ち満ちてる!
新しい町は少し田舎だけど静かで、家から徒歩10分かからずに主要鉄道の駅があるのも高評価だ
独り暮らしは寂しいって言うけど、この数ヵ月でもうすっかり慣れてしまった。
あの実家を飛び出して来て正解だった!今の自分はこんなにも救われてる
でも
こんなに楽しいのに、希望に満ち溢れてるのに、不満なことなんて一切無いのに、なぜか心が満たされないのはきっと…
「…カナ…ごめん、本当にごめん。」
そうやって今日もまた一人、ベッドの上で呟く
決して届くことのないその想いを
読みやすいように、1話の内容はかなり少なめとなっております
更新は1日3話を目指して、一月ほどを目安に上げていきます〜