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14話「ショッピングデッド②」

【11:36】[ショッピングモール1階入り口]

 俺達は、ショッピングモールの中に侵入した。

 中はすでにぼろぼろで、エスカレーターやエレベーターは、動く気配が無い。

俺らは、エスカレーターを階段のように上ると・・・

「まじか・・」

 俺の目の前には、デカい化け物の死体があった。

 手足が全部吹き飛んであり、顔の半分は消し飛んでいた。

血の臭いがきつくてゆずりは地面に片手をついて、必死にもう片方の手で口を押えていた。

 「トイレがそこにあるから、少し連れていくわね・・

少しここで待ってて」

 みことがそういうと、ゆずりと一緒にトイレに向かっていった。

 すると八柳は自動販売機に向かって、炭酸ジュース2つと、お茶を1つと、水を1つ、買って、俺に炭酸ジュースをくれた。

 「坂町もきずいてると思うが、これはモデルガンでやった後だな・・」

 「あぁ・・、ほかにもエアーガンのことを知っているやつがいるのかもな・・」

 俺と八柳がそんなことを話していると、みことと、ゆずりが帰ってきた。

「すいません・・先輩たちに迷惑をかけました・・」

 ゆずりが反省すると、俺らは「大丈夫だ」と言って三階に上がって行った。

 エスカレーターを上ってる最中、八柳がみことと、ゆずりに飲み物をあげて「ありがとう」と言われてるのに築き、少しイラッとしてしまう。

これが世間でよく言う『嫉妬』というやつだろう。

 そして、三階に俺らは上がった。

 俺らの目的は、三階にある服屋だ!!

 車に入っていた武器4つと、多少の食料は持ってこれたが、服や寝床は吹っ飛ばされてしまった。

 このショッピングモールから服をもらい、車はショッピングモールの駐車場からもらうことにした。

 「この先に、私のおすすめがあるから来なさい・・・」

 みことがここまではしゃぐとは、さすが女の子だなと思う。

 「きゃ~あぁぁ~・・なんなのこれ・・」

 みことが曲がり角を曲がった瞬間にいきなり叫びをあげた。

 俺は急いで曲がった、その瞬間・・・

 「おぉぉぉぉおぉぉぉ!!!!」

 目の前には道の左右に、『メイド』『女子高校生』『スクール水着{旧型}』などなどの、コスプレをした女の子たちが首輪で動けなくなっていた。

菊岡きくおか様~・・ご褒美ください・・」

「私にもお願いします・・」

「私も」「わ~た~し~も」

 15人近くの女の子たちが、首輪をされてずっと、「菊岡様」と言っていた。

 そして女の子たちの先に、黒いソファーに座った男がいた。

「誰だあいつ・・女の子に囲まれてうらやましいな・・」

 八柳の意見に、心の底から同意した。

「お前ら~、助けてやろうか・・・?

このぜつぼうの世界からお前たちを、助けてやるよ」

 男はそういうと、こっちに歩いて近づいてきた。

 そして俺らの前に着た瞬間、俺らの持っている武器を見て・・目を変えた。

 「お前ら、オブ・ザ・デッドってゲーム知ってるか?」

 その瞬間俺と、みことはどうようを隠せなかった。

 「そうか・・、お前ら二人か・・東京の化け物狩りに行くのか?」

 俺とみことにそういった、瞬間・・

 「お前なんかむかつくな・・、とりあえずぶっ殺す・・」

 八柳は、殴りかかった。

 「お前には聞いてないよ・・雑魚が・・」

 そういって後ろにバク転して距離をとって、右そでから銃を出した。

 「お前らにならわかるが、これはおもちゃだ・・

あのゾンビを殺すための武器だが、ゲームクリアー者は一般人と少しかけ離れた存在なんだよ、だからこれでも君に勝てる・・」

 八柳は目の色を変えて、みことの刀を持った。

 八柳はすごいスピードで接近して、刀を思いっきり振り下ろした。

 「遅いよ遅い・・・」

 八柳が何度本気で刀を振っても、紙一重でかわされる。

 そして、少し距離をとった。

 「ドン・・ドンドンドン・・ドン」

 BB弾の弾は、すべて八柳の左腕に当たった。

 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~いてぇぇぇ~・・・」

八柳は地面に倒れこんで、左の手を胸に当てていた。

 俺は目を大きくして、倒れこむ八柳を見て信じられなかった。

たかがBB弾の弾だ・・腕に当たった程度で八柳がこんなことになるわけがない。

 「おい!!大丈夫か!!!」

 俺はそういうと、八柳に近づいて左手を見た。

 「な・・」

 左手の爪すべてにBB弾の弾は当たっていて、爪が割れていた。

 「はぁ~驚いたか・・俺の名前は、菊岡きくおか 壮介そうすけだ・・・よろしく・・」

 菊岡の笑はとても不気味で恐怖すら感じられた。

「ふざけんなよ・・てめぇ・・」

 俺が菊岡に殴りかかる瞬間・・

 「やめなさい・・、うちの坂町康介が失礼したわね・・私の名前は、浅田みことよ・・よろしく」

 みことは冷静に俺を止めて、俺のフルネームと自分の名前をわざと丁寧に教えた。

 「やっぱりクリアー者か・・、だけどお前ら~まだ現実にいるな・・」

 俺とみことは、菊岡の言ったことに少し疑問を抱きながら八柳をかついで離れようとした。

 「待て・・お前ら・・

少しいいこと教えてやるから、こっちに来い。」

 そういって、菊岡は周りの女どもの首輪を外して「少しここで待ってろ、もしなんか来たら俺の部屋にこい」そういって、女の子たちを置いて俺らをあるところに連れて行った。


* * * * *

[ショッピングモール3階{ある服屋の裏}]

 服屋の裏に俺らは連れてこられた。

 中はベッド、椅子、机、そして机の上のパソコンだった。

 「ここの服屋の裏は、俺の部屋みたいなもんだ・・この右手のない雑魚は、ベットで寝かせとけ」

 そういって、机の前の椅子に座った菊岡は、俺らに「俺のことを少し話すから聞いてな」といって菊岡きくおか 壮介そうすけは語りだした。

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