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始まりの問い

さて、出始めだぜ!

 時に人は嘘を真実として受け入れようとする。


 それは人であれば誰もが持つ心の弱さから生れるモノだ。


 隠された真実、常識となる嘘、それがいまあるこの世界の真実だった。


 だけど、それは崩された。


 20××年、隠された真実が、現代に生きる人間に災厄を降りかけた。


崩壊期ヘルボーク」それが災厄に付けられた名称だ。


 事の始まりは、幾つかの国と海上で謎の門が出現したことから始まった。

 即座に、各国々が調査に向かった。

 だが、その門から謎の生物が現れ、牙をむいた。

 調査員は数名を残し、消息を絶った。

 その謎の生物による攻勢に、世界各国の人間は激減した。 異常な耐久力・生命力・瞬発力、それらは今ある科学兵器の力を凌駕し、人はなすすべもなく屍を築いていった。

 だが、もっとも人を恐怖させたのは異能、いわば俗に言う、超能力、魔法、魔術、物語で語られる方法を現実に行使するのだ、その生物たちは・・・。

 人を炎で火だるまに、氷漬けに、腕を振るだけで人体を断ち切る、そんな理不尽を体現する存在にどう立ち向かえというのだ。


 人が滅びるのも時間の問題だった。



 だが、人は生き残った。



 絶望もした、嘆きもした。


 しかし、この世界に現れたのは侵略者だけではなかった。


 ある都市が侵略者に蹂躙されているなか、一人の人間と一人の背中に白翼を生やしてる侵略者が蹂躙する侵略者を薙ぎ払う。


 彼らは説いた。


 異界の人すべてが侵略に賛同しているわけではないことを、この戦いを終わらせるためにここに訪れたことを。

 

 そして、彼らの理想に賛同する者を中心に共生を掲げる国を作り、侵略者と侵略者を全て排除を掲げる国を相手に戦い続けた。



 時は流れ。



 あれから数百年後の世界に、俺、神咲カミサキ 辰麻タツマは立っている。


 偉人たちが目指した数少ない夢実現を成し得た国家「極東地、極西地、極南地、極北地」の4つの各地域をまとめた国家、日本そして、アメリセス国、オルスト国、フランセイス国、ドーガル国それらを総称して、五連同盟ペンタクルスと呼ばれている。

 その中でも海に囲まれた小さな島国、日本の極東地部に住んでいる。

 その中心都市レスナ、第23区分された小さな住宅街、鍛冶を生業とする両親と日々生きている。

  


 そんな俺も巣立ちのスタートラインに立った。

 昨日、クレイン工房の長であり師である父に、個人での依頼受理の許可をもらったのだ。

 だが、あくまでこれは仮の許可である。

 正式な練成士は国の試験を合格クリアして初めて独自の工房を持つことができる。

 その内容はその年により武器、防具、装飾の三種のどれかに重点が置かれる。

 そして、国が選出した人物の体感や使用感を考慮したその人物だけの最高品質を作らなければならない。

 そう、その試験合格者の許可、これはいわば試験を受けるための最低基準を定めたもの、本番はこれからの活動しだい、国の課題・・・使用者の心を納得させる「物」を自身の手で作り上げること。


 「夢(工房設立)のためにも俺はやるぞ」


 その意気込みを胸に初登校日の通学路を歩いていた。

 道沿いには綺麗に咲き並ぶ桜が立っている。

 その道を歩いていたさい、一人の女性と目が合った。

 彼女はただ立っているだけなのに目が離せない。

 綺麗に輝く漆黒の髪をなびかせ、優雅にたたずむその姿を現す言葉を俺はもっていなかった。

 その出会いが、ただの鍛冶見習いとしての日々を過ごしてきた俺の日常を壊すことになるとは思いもしなかった。


 「私を助けてくれますか?」


 それが彼女の最初の言葉。

 そして俺の心に波紋を広げる、始まりの声だった。

 

次は戦闘入れ目指すぜ!

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