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半生死神  作者: right
12/18

12話 決着 舞武side

前書きと後書きばかり作って貯めてるの本当にどうかしてるよ、自分。タイトルも本文もないやつに下書きが満たされている。

 稲光 雷、そう名乗った少年はキラリと輝く剣を手にしていた。


(月光剣か・・・。)


 ベルゼブブはその剣の存在を知っていた。それはあまりにも強大な力を持つ剣だった。


(世界三大大剣のうちの一つ、月光剣。その剣は月の光を吸収しエネルギーと変換できる。そのエネルギーを最大パワーで放出すれば切れないものは無いとされている。実際のところは最大までエネルギーを貯めるに至らないが。とはいえ持ち主もかなりの強者である事が容易に想像できる。)


「私一人で二人をまとめて相手して差し上げましょう。」


「待て!まだ・・・まだ俺は戦える!」


 舞武がふらふらと立ち上がる。


「まあ良いでしょう。二人を守りながら戦うのは骨が折れると思っていたので。動いてくれるだけでも助かりますよ。」


「あんな雑魚どもは狙わないよ。レヴィアタンにも手出しはさせない。君ごときが僕に勝てるはずはないと単騎で完膚無きまでズタボロにしてあげよう。」


「ズルい。僕も戦いたい。強いやつを相手にしたい。正直あいつは頭が足りなくて会話しててつまらなかったから僕も会話が通じるようなやつと戦いたかったよ。」


 風音―――いや、レヴィアタンはそう答える。


「あなたの発言が信じられると思いますか?あなた達は悪魔。私達人間とは違うのです。なぜそこに偽りのフェアを求めるのですか?最終的にルールを破るのはあなた達であるのに。」


「なぜ、だって?理由は至って簡単、単純明快さ。自分が強いと思っているやつを本物の力でねじ伏せてやりたい。それだけだからね。本物の力でねじ伏せなくちゃ意味がないんだよ。」


「追い詰められたときでも同じ事が言えるのでしょうかね。」


「それならばこれで満足かい?バトルフィールド!」


 バトルフィールドの中には雷とルシファーだけが入り舞武とレヴィアタンは中に入れてもらえなかった。


「君、まだ戦えるんだよね?なら僕に見せてみてよ。君は強いんだってこと。あいつと違ってつまらないやつじゃないってこと。君なら出来るよね?」


「俺は・・・お兄ちゃんは、絶対に救ってみせるよ、風音。」


「へーこの体の子のお兄さん?頼りになるかっこいいお兄ちゃんがいて羨ましいなぁ。あ、まだかっこいいかは分からないか。僕に瞬殺されちゃうかもだしね。」


(先駆のときは会話ができなかった。体に適応して知能レベルや魔力などは先駆の時とは比べ物にならない相手だろう。それでもやることは変わらない。首を落として半生死神にする。今の俺に出来るのはその程度のことしか無い。迷うな。風音を救うにはこれしか無いんだ。)


 舞武の体は疲れ切っていたはずだった。しかし、なんとか動かすことは出来る。


「ローブの力だろうな。あれは傷だけでなく疲労まで癒やすことが出来るのだろう。貴様はまだ戦える。ドロップする必要はないと俺が断言しよう。」


「・・・まだそのたとえ使い続けるのね。恥ずかしくて黒歴史になりそう。」


「死んでしまえば黒歴史にすらならないぞ?精々頑張るんだな。基本的に俺は手助けするつもりはない。」


「長話してないでさ、そろそろ始めようよ。お話相手が君にだけいるなんてズルいからね。」


「待っていてくれたのか。」


「当たり前でしょ?格下相手に不意を付く必要なんて無いんだし。」


「炎龍!」


 レヴィアタンはサッと避けてみせる。その動きは凄まじく早かった。


「次は僕の番だよ。軌跡。」


 光の玉が次々に作られる。


「まずい!あれを止めろ!止められなければ一撃で負けだ。」


 ベルゼブブが珍しく焦る。


「光の柱。」


 光の玉は合体して一つになりながら引く伸ばされ長い柱となる。


「ザッ」


 舞武は鎌を振り下ろすもののそれはすぐに避けられてしまう。


(魔法は本来儀式を短縮して放っているに過ぎない。その儀式の工程を全て言霊を通して魔力の調理をしたら恐ろしいこととなる!街が一つ消し飛ぶ威力だったとしてもなんら不思議ではない。)


「鋭利な刃。」


 光の柱がいくつかの塊に分解され鋭い先は舞武へ向けられる。


(間に合え!)


「術式 闇。」


 光の柱を闇で中和する。術式には基礎魔法を模したものがある。簡易的で魔法弾として放つことしか出来ないが自身や敵の魔法の相性によりこれを使うとより戦闘に適応し、攻撃のバリエーションが増える。しかしレヴィアタンは言霊で魔法を強化しつつそれを放った。魔法の威力が上がったことにより全てを中和しきることは出来なかったのだ。


「ビュンビュンッ」


 刃が次々に舞武の体を貫く。体には数個の大きな穴が空き、口の端からは血を流す。彼は白目をむいていた。即死はしなかったものの彼は既に死の淵に立っていた。


「これでおしまいだね。もう少し骨のあるやつと戦いたかったけど俺が強くなった証明だし別にいいか。」


 レヴィアタンはそう口にして倒れ込んだ舞武を見下ろした。

察してくださっている方もいらっしゃると思いますがベルゼブブにはらんぶの心の声が聞こえています。まぁ内側にいるんでそれもそうなんですけど。

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