RG-X《バベル》
「皆さん、ご集まりいただけたようなので、連絡をさせていただきました。
私、後方狙撃支援部隊第六部隊、ハーローと申します。
本日は、特殊個人携行型電磁投射兵装、RG-Xの戦術運用について、解説を行います。
RG-Xは、対特殊個体迎撃用に設計された大型レールガン兵装です。
全長は携行者――おそらく貴方方のような選抜兵の身長を上回り、少女兵科が運用するには外骨格支援が必須となります。
兵装形態:特大個人携帯式電磁投射砲
接続方式:腰部エネルギーコアおよび脊椎補助接続
重量分散:後腰部スタビライザーおよび補助外骨格フレームによる支援制御
《バベル》は兵装本体と装着者の身体を直接リンクさせる構造を取り、
腰部エネルギーコアから直に供給される特化型高出力バッテリーを用いて射撃を行います。
本兵装にはエネルギーを一時的に電力へ変換する制御デバイスも搭載されており、極限状態下での安定供給を可能とします。
弾種:硬質超合金弾頭+電磁加速コア
投射方式:超高速電磁スライド加速(チャージ式)
威力:接弾時に内部構造ごと対象を崩壊させる破壊力を有します
破壊対象:通常個体のドローンは小型・大型を問わず一撃破壊
特定使用対象:強化個体、またはナンバリングが確認された特異個体群
※ただし、爆風や跳弾が発生しないため、周囲への被害は限定的です。精密破壊に特化した兵装であるとご理解ください。
運用上の制限について、
エネルギー消費
一射につき兵装用高密度バッテリーの約60%を消費します。
連射は現実的ではなく、実質、最大2射が限度となります。
展開と固定
使用時は脚部補助台座またはアンカー固定が前提となります。
未固定での射撃は反動制御が不可能であり、装着者の骨格破損の危険性があります。
展開時間と離脱制限
展開から離脱と安定チャージまでに時間を要します。
この間、装着者の回避行動は大きく制限され、護衛兵の配置が推奨されます。
RG-Xは、一射で戦況をひっくり返す兵装です。
ですが、その反面、持ち出しにも使用にも準備と覚悟が必要な“戦術級”の個人兵装であることを忘れてはなりません。
単なる火力ではなく、「戦場における選択肢の最終回答」として、この兵装は存在します。
以上、特殊兵装の解説でした。
後方狙撃支援部隊・第六部隊、ハーローより。通信、終了いたします。」




