チャフとスタン
「皆さん、ご集まりいただけたようなので、連絡をさせていただきました。
私、後方狙撃支援部隊第六部隊、ハーローと申します。
今回は、現地投入が確認されている**支援用投擲兵装《スタングレネード》**について、戦術レポートをお届けいたします。
チャフグレネード
分類:電子妨害型支援兵装
全長/重量:12cm / 約500g
作動方式:ピン抜き→レバー開放→約1.8秒後に炸裂
弾種構成:微細金属片・煙幕型ジャマー粒子含有
本兵装は、爆裂時に金属片を周囲に散布し、敵ドローンの通信・探知機能を一時的に妨害します。
小型・大型問わず、内部AIによる動作自体は継続されますが、通信依存型の連携精度が著しく低下することが確認されております。
孤立した個体への各個撃破や、短時間の姿勢制御失調時を狙った集中砲火などに特に有効です。
一部機体においては、迎撃アルゴリズムに遅延・目標誤認が発生する事例も確認済みです。
また、電磁干渉により一部の実弾兵装やセンサーの機能を鈍らせる副次効果も報告されております。
スタングレネード
分類:閃光・音響効果型牽制兵装
全長/重量:11.5cm / 約450g
作動方式:ピン抜き→レバー開放→約1.5秒後に炸裂
効果構成:高輝度閃光+140dB超の音響炸裂
基本的に、ドローンの中枢処理装置には強い耐光・耐音処理が施されており、本兵装による直接効果は限定的です。
ただし、視覚処理に依存する個体や、光センサー連動の索敵型に対しては、一時的な探知不能や制御誤作動が発生することがあります。
また、炸裂音そのものが陽動手段として有効であり、接敵直前の攪乱や退路形成において非常に高い効果を示します。
両兵装ともに、軽量かつ片手投擲が可能な設計であり、装備スロット1枠で3個までの携行が推奨されています。
マガジン形式ではなく、個別安全ピンによる物理安全装置を採用。
炸裂までのタイミングにはタイムディレイ差を想定し、投擲練習が必要です。
また、いずれも炸裂時に大きな音を発するため、周囲への注意喚起や敵誘導の危険性も併せ持ちます。
チャフグレネードは電子系妨害を目的とした先制兵装、
スタングレネードは陽動および索敵系個体の撹乱に特化した補助兵装と位置付けられます。
これらの支援投擲兵装は、単体での決定打とはなりませんが――
仲間の動きを補佐し、局所的な優位を創り出すという意味において、極めて重要な役割を担っております。
以上が、現地確認に基づく**《チャフ》《スタン》両グレネードの戦術報告**となります。
不明点があれば、後方より再接続いたしますので、遠慮なくご連絡ください。
後方狙撃支援部隊・第六部隊、ハーローより。通信、終了します。」




