1話 前世魔王だった者達異世界に現る
第一話投稿!
「不味いな」
「ああ・・・不味い!」
ある教室で2人は焦っていた
「お前!!」
「なんで・・・なんで・・・」
男はギリギリと歯を擦る
「なんでお前が付き合ってんだよ〜!!!!」
「巫山戯るな!!」
「ふっ私が付き合うのに君の許可が必要かい?」
2人の男は目の前にいる人に叫ぶ
それに対して華麗に対応する
「お前はこちら側の人間だと思ったのに!!」
「この裏切り者め!」
「付き合うと言うかあの人は私の姉だよ」
『は?』
ゲラゲラと笑う人に驚愕する2人
彼らが見ていた目の前にいる人と一緒にいた女性が姉だったと言うことを告げられて驚く
何を言っているんだ?と顔で現れして言葉を言う
「いやいや、ならなんで付き合うとか誤解なことを言っているんだよ!」
「そうだ!そうだ!俺達の乙女心を弄ぶなんて酷いぞ!」
2人は言い訳を言うと
「まず、私は女だ。裏切りもクソもないだろう?」
『グハッ・・・』
自分が女性であることを言うと2人は倒れる
というより目の前にいる人が女性知っていたのでわざとやっただけである
流石に彼女が一緒にいた女性が彼女の姉であることは知らなかったが
「やれやれ、私が女性と歩いているだけでこうなるとはね〜残念だよ」
面白がって笑う女性
周りにいる人はいないーわけではなく、1人の男性が寝ていた
現在の時刻は4時過ぎ
すでに部活に行っている人ばかりでこのクラスに人はいないと思ったがまだいた
というより、寝ていた
「彼・・・まだ寝ているね。2人は気づいて・・・死んでいたか」
倒れている2人を見て呟く
倒れている2人は起き上がることなく、倒れている
彼女の声に反応することなく、倒れている
起き上がることはあるのだろうか
女性は寝ている男性に声をかける
「ねえ、君、起きないかい?」
「・・・・・・」
反応がないようだ
「私に反応しないなんて悲しいね〜私の声すら反応してくれないとは・・・」
「・・・・・・」
悲しいことに彼はまだ寝ていた
誰かが近くにいろうが関係なく、寝ていた
「酷いな〜私の声に反応してくれないなんて・・・君は罪な男だ」
彼の顔を持ち上げて寝ている顔をしている男の顎を優しく撫ぜる女性
「起きないと食べようかな」
ペロリと唇を舐めて高揚する
それでも彼は起きない
女性に顔を上げられても彼は起きないのだ
「悲しいな〜本当・・・では頂きます」
寝ている男性のほっぺを舐めて何かしようとした時、床に魔法陣が現れる
「!何・・・」
緊急事態が起きたと気づいた女性はすぐに寝ている男と倒れている2人を片手で掴み走る
どうやって3人を片手で持っている力をどこで出しているのか分からないができて走る
しかし、魔法陣が動いて彼女達の下に動いていた
「なにかね、この魔法陣」
嫌な予感しかしないので窓ガラスを蹴りで破壊して飛び降り、走る
それでも魔法陣はついていく
彼女は3人を持っていてなお、普通の人よりも速い速度で走る
それでも魔法陣はついていく
「何よ本当・・・なら」
裏道に走って壁を蹴って蹴って建物の屋上に行ってまた飛び降りて、他の建物と建物の間に入って蹴って蹴って屋上に行くのを繰り返していると
「!」
魔法陣が強く光出して
「・・・ここは一体・・・」
3人を片手に持っている女性は驚く
場所が変わっていて十数人がいる場所に来ていた
建物の中だが、まるで王城の中みたいだ
所謂、異世界召喚だ
「・・・・・・どうなっているのかな」
突然の場所の移動
そんなことが現実で起きていた
本来ならばあり得ないことが目の前にいるのだ
「ようこそ、来てくれた勇者諸君」
「・・・・・・」
「チ〜ン・・・」
寝ている人と倒れて気絶している2人合わせて3人とその3人を片手で掴んでいる女性に対して王座に座る男が言った
(なんなんだこの男・・・それに周りに魔法使いがいるってことは・・・ここは異世界なのか・・・)
異世界に来てしまったのだと分かった女性
「・・・・・・とりあえず、3人を起こしてからでいいかな?」
「・・・・・・いいだろう(どうやって男3人を片手で持ち上げているんだ。この女性)」
3人を起こすために女性はプロレス技を仕掛ける
「チ〜ン・・・」
「チ〜ン・・・」
「す〜う・・・」
骨がバキバキとなるほどの力の強い技を仕掛けるも3人は起きない
周りの人達は骨が折れる音が聞こえてドン引きと恐怖を喰らっていた
「う〜ん・・・起きないね。もっと力を込めるか」
ボキッボキボキ
骨どころか内臓まで攻撃する女性
「おいおい・・・待て待て・・・それはやりすぎじゃないか・・・」
王はドン引きしていた
いくらなんでも起こすために人が死ぬような技をやっていてはやり過ぎだと思ったからだ
それに対して起きない3人も異常だが彼らの体はどうなっているのか
王の近くにいる人は目を別の方向に向けたり、この場所から離れてトイレに行く人が続出していた
「むにゃむにゃ〜・・・・・・ふわぁ〜ねむ・・・」
ようやく、1人が起きた
先程から寝ていた人だ
「やあ、起きたかい少年」
女性は笑う
ようやく1人目が起きたからだ
「・・・いや、あんた俺と同級生だよな?少年と呼ばれるくらい歳の差離れてはいないだろ」
「そこをツッコミする!?」
王は驚愕したのであった