前兆の連続は必ず交わる。(ゾルサリーノ、B2A)
<木谷、ゾリサーノ>
「結局やるんだな。瞬間移動。」
「あぁ、それしか方法はないんだ。」
(いや、他の方法もあるにはある。ただテレポートなんて心踊る芸当、体験する他ないだろ!!)
なんとか木谷を説き伏せ、準備を整える。標準を暗闇の中二人の席に合わせ、時を待つ。別に時を待たずとも魔法は使えるが、心の準備が必要なのだろう。
本命 席の前
大穴 扉から席への廊下
ブラックホース 校長の前
精度がどの位か、それは僕より木谷が知っている。
万全な状態での瞬間移動でも、多少のブレが生じる。
なのに今回はプレッシャーと盲目が加わる。これはブラックホースもあり得る状況。
今は木谷の魔力探知に頼る他ない。不安と後悔がひしひしと身体をつたる中、木谷はひっそりと呟いた。
B2A、ゾリサーノ「「これは停電じゃない、妨害魔法だ。」」
<B2A >
望遠鏡で、体育館内を確認した先輩はそう呟く。辺りは不自然に静寂であり、今は突入も視野に入れなきゃならない状況。
ここは僕の出番と、手柄を焦り真っ先に行動に移す。
「先に行きます。」
僕はそう言い残し、瞬間移動を使い中へと突入した。
<木谷、ゾリサーノ>
「本当にやるぞ、ゾルサリーノ。後は自己責任だからな〜〜!!」
この時木谷は、腹の辺りに力を入れて、魔法を使い中へと侵入した。
この時僕等は、突入の経緯は違えど同じタイミング同じ魔法で体育館に侵入した。………筈だった。
ここで、全てが交わる。
<木谷、ゾリサーノ、???>
「「なんだ〜、ここは!?」」
体育館の内部には程遠く、円柱の形を模した黒い空間の中に、三人は向かい合うように配置され、二人と一人は顔を見合わせた。
評価やブックマークをしてもらえると、執筆の励みになります。是非お願いします!!




