大切な貴方に送る、大切なプレゼント
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ある日仕事から帰ってきて、疲れて帰ってすぐに寝ようと思いベッドに行き、ふと、首にあるペンダントを見た
「あれから、6年が経ったのか、、、、桜」
そしてその思いを思い出す
「斗真!斗真!起きて、起きて!学校に遅刻するよ!」
「ん、桜か、何?」
「学校に遅刻するよ!って言ってんの!」
「まじ?」
「そう言ってるでしょ!」
「急がねーと!」
「先に出てるからね」
「わかった!」
そして急いで斗真は着替えて、桜と共に学校に行った、そして遅刻せずに済んだ、
「お、お前ら、危なかったな!あと10分で遅刻だったぞ」
「笑い事じゃねぇよ、蓮斗、」
「それにいつも付き合ってる私の気持ちも考えてよね、斗真」
「えへへ、ありがとな、桜!」
「そ、そんな!心にも思っても無い事をペラペラと!」
「え!なんで分かったの!」
その言葉を聞いた桜は持ってる鞄で斗真を殴った
「ぐふっ!」
そして先生が来て
「ホームルーム始めるぞー早く席に着けー、おい、斗真、早く起きろー」
「いや、少しは、労って下さいよ!先生!」
そのやり取りを聞いて笑いが起き、斗真は席に着いた、そしてホームルームが終わり、授業が始まった。
はぁー、授業面倒くさいなぁ、あ、そうだ!今日!桜家に遊びに行こうかな、早速桜に言わないとな!
それを決めた時、隣から、ガタッと何かが倒れた音がした、
「桜?どうした?」
振り向いた時、その光景に目を疑った
「桜!おい桜どうした!」
桜が倒れていたんだ
近くにいたた蓮斗が先生に連絡を頼んだ、 救急車が来て、桜が運ばれた、
そして先生が「心配だろう、けど授業を始める。」と言った、でも俺は全く授業に集中出来なかった、そして帰りのホームルームが終わり、終わった瞬間、先生に
「先生!桜の搬送された!病院は!?」
「すまんな、斗真、それは、個人情報になる為、教えてやれないんだ、すまん」
「そうですか、、、」 帰っている時、俺は頭が真っ白になっていた、そして家に着き自分の部屋に行こうとした時、お母さんから、
「桜ちゃんなら那月総合病院に居るわよ」
そう、言って来た
「なんで、お母さんが桜が搬送された病院の名前知ってるの?」
「桜のお母さんから電話がかかって来て、聞いたのよ、そして、あなたにこう伝えてと言って来た」
「桜のそばに居てあげて」
それを聞いた時、直ぐに外に出た
ありがと、お母さん、桜のお母さん、
向かっている時、ふと、気になった事があった
なんで桜のお母さんは俺に桜のそばに居て、って言ったんだ、
俺はその言葉を聞いた時、その言葉に悲しさを感じた、その時、悪い妄想が頭によぎっただがそんな妄想は直ぐに否定した
「早く行かないとな!待ってろ桜」
そして10分走り、やっと着き直ぐ受付に聞いた。そして病室を聞き、直ぐに向かった
「桜!」
そこには、窓の方を向いていた、桜がいた
「来たんだ、斗真」
「大丈夫なのか、桜」
「大丈夫だよ!私今すごい元気だし、少し受験の勉強を頑張り過ぎて、疲労で倒れただけだと思うから」
「そうか、思うからって事は、まだ詳しい事は分かって無いんだな」
「そう見たい、多分明日くらいに聞かされるんじゃないかな?」
「そうか、でもよかったよ!桜が元気で」
「ありがとう、心配してくれて!」
俺はその笑顔にドキッとした そして俺達は6時くらいまで話し合った、
「あ、斗真もう暗くなったよ、そろそろ帰ったら?」
窓の方を見たら、もう真っ暗だった
「そうだな!帰るよ!明日も来るよ」
「うん!分かった、でも流石にちゃんと受験勉強をしてね!」
「分かってるよ、じゃあな、」
そして病室を出て、廊下を歩いていたら、診察室から声がした
「お母さん、落ち着いて聞いて下さい、桜さんは癌です」
そして俺はその言葉を否定した
嘘だ、嘘だ、桜が癌なんて!
「お母さん、桜さんの今の癌の状況はかなり酷い状況です、そして手術に耐え切れる、体では有りません、そして余命は、何もしなければ1ヶ月、薬を投与すれば3ヶ月です。明日桜さんに説明します。その時判断を、」
「わかりました、失礼します」
そして桜のお母さんが出て来て
「あら、聞いていたのね、話したい事があるは、今は暗いから送るわ、車で話しましょう」
そして俺は何も言わず、桜のお母さんに着いていった
そして車に座り、出発した1分後、お母さんが話してくれた
「さっき、聞いていた通り、桜の余命は、、長くて3ヶ月、その間、あなたに頼みたいことがあるわ」
「頼みたい事?」
「あなたにその3ヶ月間、桜の最後に最高の思い出を作って欲しいの、」
「なんで俺なんですか?」
「それは、あなたが桜の大切な人だからよ」
その言葉に驚きを隠せなかった
「えっ、」
「桜はね、晩御飯の時に絶対にあなたの事を話すの、だから君に頼んだ、引き受けてくれるかしら」
そしてその言葉を聞いた俺は目に涙を浮かべながら、笑顔で
「はい!」
と、答えた
「ありがとう斗真君」
そしてその話をしていたら家に着き、車から降りた、そして、最後にお母さんが言って来た
「あなたの気持ちも伝えなさいよ」
そしてその言葉に驚き、少し照れた顔で
「分かってますよ!」
その言葉を聞いて、安心したのか、笑って車を走らせた
次の日の放課後俺は桜の所に行った
「桜!」
桜は、はっ、と驚いて俺の方に振り向いき目の下が赤くなっており泣いていた事が分かった
「あ、おつかれ様、斗真、」
そして俺は桜に近づき、優しく言葉を掛けた
「大丈夫、桜、全部知ってるから、大丈夫」
そしてその言葉を聞いた桜は抱きつき泣き出して、その背中と頭を撫でていた、そして5分後
「桜!俺お前が死ぬまでの、3ヶ月、最高の思い出にするからな!楽しみにしてろよ」
「うん!ありがとう、斗真、楽しみにしてる!」
そしてその一ヶ月後急に桜の容態が良くなり、学校にも行けるようになった、医師からは、奇跡だ!言われた、そして桜が学校に行ったときクラスのみんなは、笑顔で迎えた。そして3ヶ月が少し過ぎ容態が悪化し、病院での生活に移ったが今日は卒業式当日、そしてまだ、この気持ちを伝えられてない、
「おい、斗真!」
蓮斗が俺の肩に手を置き話しかけて来た
「良かったな、斗真、今病院だけど桜が当日まで生きててくれて」
「そうだな!卒業式が終わった直ぐに桜の所に行くよ!」
〜〜〜〜♪
急に電話が鳴った、そしてかけて来たのは、桜だった
「誰からだ?」
「桜からだ!」
そして電話を耳に当てその言葉を聞いた
「斗真、、、早く、、、来て、、、」
「どうした!桜!」
そして電話が切れた
「蓮斗!」
「分かってる!行ってこい!連絡はしとく」
「センキュ!」
そして直ぐに病院に向い、桜の病室の扉を開けた
「桜!」
「やっと、、、来た、お母さん少し席を外してくれる」
「分かったわ」
桜のお母さんは俺に「お願いね」と、言って来た、そして俺も小さく「分かりました」、そして俺は桜の隣に座った、そしたら、桜が話しかけて来た
「斗真、、、私はもう死んでしまう。」
「そんな事言う後もう少しで卒業式が始まる、だから頑張れ!」
「斗真、、、私もそしたいけど、自分が後どれくらいで死ぬくらいは自分が良く分かってる、、、だから、、最後に言わせて」
「あぁ、分かった」
「ありがとう、、じゃあ言うね、私は、この3ヶ月間楽しかった、幸せだった、私は、 最初、癌の事を聞いた時を絶望感を感じていた、でもそれを壊してくれたのは、斗真、 あなただった、そしてそれからの生活は幸せだった、元気になったて、学校に行った時、みんなが笑顔で迎えてくれたのは、きっと斗真がクラスのみんなに私の事を話してくれたからでしょ、だから3ヶ月間の全てを与えてくれたのはあなただった、だからもう悔いは無い、幸せだったよ....斗真....」
そして桜は笑顔で息を引き取った
「俺もお前を幸せに出来て、良かったよ、 大好きだよ!桜.....」
そしてそれを言い終えたら、涙が出てきて、本気で泣いた、
そして桜が居なくなり葬式も終わり、そして葬式が終わった後に桜のお母さんが家に来て、手紙と赤薔薇と箱を貰った
「なんで、これを?」
「これはね、桜が死んでしまう時にお願いされたのよ、」
「えっ、桜から?」
「お母さん、」
「何?」
「お願いがあるの、私が死んで葬式が終わった時に斗真にこの手紙と9本の赤薔薇と箱をプレゼントしてほしいの、お願い」
「分かったわ」
「桜からのプレゼント、、ありがとうございます、読んで見ます」
「そして、斗真くん、ありがとうね、桜の最高の幸せを作ってくれて」
「はい、、、」
その言葉を聞いた俺は涙が出てきた
そして俺は自分の部屋に戻り、手紙を読んだ
「斗真、これを、読んでいるという事は、私は死んでるという事、そして幸せをくれた感謝を貴方にプレゼントを上げました。そしてプレゼントを開いて見て!」
そして斗真はプレゼントの箱を開けた、そしてその中には青い花のペンダントがあった
「このペンダントの花の名前は勿忘草、勿忘草の花言葉は貴方を忘れない、そして9本の薔薇の意味は、いつもあなたを思っています、斗真にこの言葉を送ります。私が死んだとしても斗真の事は決して忘れない、そして天国でいつもあなたを思っています」
そして俺は大粒の涙を出し言った!
「当たり前だ、俺も愛している」
そしてそこで手紙が終わり、薔薇は飾り、ペンダントは常に付けていた
そして俺は今も桜からもらったペンダントを今も付けている。
この作品を見てどう思いましたか?私はこの作品を書いてて胸が少し痛くなりました。感想とブクマよろしくお願いします!