表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神さまのおねがいごと★  作者: りんご!みかん!
第1章 第7世界
4/57

第2話 角の生えたうさぎとおおかみ




 バリアー魔法(結界錬金魔法)ランクKTを授けてもらった。 

 魔法の熟練度は、下がFで、E⇒D⇒C⇒B⇒A⇒Sと第7世界では上がっていくんだってさ。

 SSは、神様の保佐役の天使や悪魔が覚えているんだって。

 俺は、シェリー女神様のお願い(神の使い)でこの世界に来ているから、SSの上のT⇒KTということでKTランクみたいだ。

 要は、バリアー魔法に関しては全魔法女神様のシェリー様の次に偉いということになる。えっへん。すごいよね。


 神界を出る前に、


『パチンッ』

 

 とシェリー様にウィンクされた。


 次の瞬間、森の中に。


「異世界だー。これで、自由に生きられる」

 

 なんとも現代社会は生きづらいものだ。

 シェリー様は、全ての魔法を担当する神様。

 俺の身体の魔力量を最大にしたり、魔法耐性を最大にすることなどはしてくれた。

 筋力上昇とかはできないようだった。それは、別の神様の担当なんだって。


『モンスターを討伐したり、モンスターのお肉を食べると、レベルが上がるわ。レベルが上がると生命力・魔力・攻撃力・守備力・俊敏力と言った5種の能力が上昇するから、頑張ってみてね。一度上がった5種の能力も、使わなかったり年を取ると少しずつ下がるから気を付けて。あなたは私の加護があるから魔力が下がることはないわ』と言われた。


 正直、魔法耐性を最大にしてもらったけど、使い道はなさそうだ。

 だって、俺、バリアー人間だから。



 辺りを見渡す。


『森の中に転移するね』と言われていたので特に驚くこともない。


 周りには、たくさんの木。そして、後ろには川がある。

 とりあえず、バリアーを俺の足元に出して、エレベータのように上にあげさせる。


『エレベーターバリアー』と名付けた。

・上がり下がりなどができる。


「街を発見」


 とりあえず、街を目指そうと思う。

 全身にバリアーを発動させる。『防衛モードバリアー』だ。


 これで、俺に害をなすことは何者もできない……はず。

 これは、何物も俺に触れることはできない四角のバリアー(結界)だ。

 

 俺の考えたバリアー魔法(結界錬金魔法)は、分類として、俺が幼き頃に真っ先に考えた、自身と他者を守る為の『防衛モードバリアー』

 

 そして、攻撃用のバリアー『攻撃モードバリアー』。

 これは、攻撃を跳ね返す。敵が火魔法を放ってきたら、それをそのまま、跳ね返すモードだ。

 

 そして、3つ目が『補助モードバリア』。

 補助を目的とするバリアーだ。

 

 例えば、補助モードバリアーの何かしらの技、えっと、回復魔法のバリアー(ヒールバリアー)を使ったとして、その中にいる者のケガを治したりする技が該当する。

 その他には、俺が考えた補助モードバリアーのエアコンバリアー。

 中にいる者は、エアコンみたいに、温度調節が可能。


 これで、暑い所も寒い所も平気だね。

 それと、魔力を消費して、何かを出す錬金魔法という要素も含めたもの。


 この第7世界に来るまでに、魔法神のシェリー様の発動する、たくさんの魔法をバリアーで守る・跳ね返すという練習もしてきた。


 火・水・氷・風・土・雷の5つである。

 因みに、雷魔法については、神様たちの特権らしく神様たちの管理するどの世界の者でも覚えている者はいないらしい。

 神様たちの使う雷魔法を俺は結界魔法を用いて防ぐことはできないが、天気などでの雷は防げると教えてもらった。

 

 今更だけど、身体の確認をすることにした。

 髪の色は、黒髪黒目は目立つようだから、この第7世界で一番多い、茶色にしてもらった。

 

 瞳の色はオッドアイとかにしてみようかなー(ちょっとあこがれた)と思ったけど、こちらも無難にこの世界で一番多いらしい、透き通るような水色のブルーアイにした。

 

 

 身長は、175cm。

 体型は、日本にいた時と同じ。変えたら感覚が狂いそうだし。


 身体の確認を終えた。


 のどが渇いたのでパックの野菜ジュースを出そうと思う。


 新しい魔法の技は、本来、この世界の教会で購入できる魔法陣紙に、必要事項を書いて教会にお供えすることで、それぞれ担当の属性魔法神が採用するか吟味していると聞いた。


 技名は魔法を放つ際に魔法陣に出てくる文字である。

 結界と錬金に関して俺はある程度の権限を得ている。


 パック野菜ジュースを出そうとするなら、


 PⅠkkⅢYⅠSⅠⅡjyⅢ-sⅢ(パック野菜ジュース)となる。


 あ い う え お⇒Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ

 か き く け こ⇒KⅠ KⅡ KⅢ KⅣ KⅤ

 きゃ きゅ きょ⇒kYⅠ KYⅢ KYⅤ


 まぁ、こんな感じだ。

 それに、結界錬金魔法の錬金アルケミー魔法の分類だと分かるように、

 ⅠRⅢKⅣMⅡ-(アルケミー)を付け加える。

 PⅠkkⅢYⅠSⅠⅡjyⅢ-sⅢⅠRⅢKⅣMⅡ-となる。

 めんどくさい。

 

 頭に思い浮かべ、どのようなパックの野菜ジュースを出すか考える。


 魔法技を完成させる(小雪以外のこの世界の人は、属性魔法神の許可が下りたら)と、扱えるようになる。

 魔力を消費して、出すことが可能になる。


「おいしい」


 バリアーに包まれた状態で、俺が思う野菜ジュースが出る。

 手に持ちストローで飲む。

 いつも飲んでいる野菜ジュースの味だ。





 少し歩いた。

 パーフェクトバリアーを使っているため、ケガ、土などの汚れもなく、進んでいる。

 結界魔法の初歩技として、自身を汚れから守る結界ファーストバリアーを出せるということにした。


 次の技が、自身を攻撃から守る魔法。


 火魔法の攻撃だけ守るバリアー『ファイヤーバリアー』

 

 水魔法の攻撃だけ守るバリアー『アクアバリアー』

 

 打撃パンチ・キック・ハンマー・こんぼうなどの攻撃だけ守るバリアー『ハンマーバリアー』

 

 斬撃(斧・剣など)の攻撃だけ守るバリアー『スラッシュバリアー』

 

 突撃(槍・弓など)の攻撃だけ守るバリアー『アーシュバリアー』


 みんな、鍛錬に励んでほしいものだ。

 俺は、自由自在に使えるけどね。


『ドンッ』


 なにかがぶつかってきた!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブックマークしていただけると嬉しく執筆の励みになります。 お時間ありましたらよろしくお願いします。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ