再会からのスタート。
今青春系や恋愛系のライトノベルを読んで見たいと思う人にとても楽しんでもらえる内容だと思います!!是非読んでください!まだまだ下手な文章ですがきっと楽しんでもらえると思います!!
ピピピッ
いつものアラームで山又伊豆木は目を覚ました。
今日は加盟高等学校の入学式。偏差値普通のこの学校は目立たない僕にお似合いだと思い受験をした。布団から体を出して新品の学ランの裾に腕を通した。
「今日から高校生か」
など、つぶやきながら部屋を出た。
素早く朝食を済ませ弁当を手に取り、父さんと母さんに
「僕先に出るね、また後で入学式で」
と言い、玄関を出た。
今日はいかにも高校生活初日と言わんばかりの青空だ。今の時刻は8時30分、ここから学校まで歩いて15分、入学式は9時から。だからゆっくり歩いても間に合うペースだ。深いため息をつきながら、歩き始めた。
少し急な坂を登りながら野良猫を見ていると、体を揺らすほどの強い風が吹いた。その時誰もが見惚れてしまうほど美しい少女が、坂の上に立っていた。その少女は少し小柄で、糸のように細いボブヘアーの綺麗な髪の毛を揺らしながら、ただ雲ひとつない青空を見上げていた。
僕はその少女をどこかで見たことがあるような気がした。
ふと思い腕につけた安物のデジタル時計を見ると、時刻が8時53分。
「やば!遅れる!?」
と思い、走り始めた。
その頃には少女の姿は無かった。それに構わず入学式当日遅刻となったら大変だ。とにかく何も考えずに走った。学校に着いた時刻はまさかの9時5分だった。入学式は始まっていたが、どうにか誰にも気付かれずに中に入ることができた。この時だけは普段から目立たない自分に感謝した。
入学式が終わり家族との写真撮影も終わり、体育館前に貼り出されたクラス分けの表を見た。この学校は普通の学校とは違い、1年A組、1年B組、2年A組、2年B組、3年A組、3年B組の6クラスしかない。自分の名前はどこかなと探していると1年B組に書いてあった。
とにかく下駄箱で靴を変えて、1年B組のある2階に向かって階段を登った。
階段を登りきるとすぐ横に1年B組があった。とにかくドアを開けて教室に入ると窓際の1番後ろの席に今日の朝見た少女の姿があった。驚きながらも前の黒板に貼ってある座席表を見ると、あの少女の隣の席だった。
緊張感の中、席に座ると隣の少女が今にもはち切れそうで綺麗な声をかけてきた。
「もしかして山又伊豆木くんだよね?」
なんで僕のことを知っているのか、と思いながら少女の顔を見ると小学六年生の時に親の再婚がきっかけで転校した花美蒼葉の姿があった。まさか唯一の女友達であった蒼葉だとは全然気がつかなかった。
「え、まさか蒼葉だよね?」
と、聞くと。
整った顔に笑顔を浮かべた蒼葉が嬉しそうに
「覚えててくれたんだ!!」
と、大喜びしてくれた。
返事を返そうとした時チャイムと同時にホームルームが始まった。
「また後でね」
と、一言いいカバンを机の横にかけた。
まさか幼馴染と3年ぶりの再会になるとは思っても見なかった。
再会からのスタートが、今始まった。
どうも 目立たない僕と幼馴染 を書きましたizuです!!僕は恋愛系や青春系のアニメやライトノベルが好きなので自分で書いて見たいと思って書きました!!毎週投稿して行きますので楽しみに待っててくださいね!!よければ感想などをよろしくお願いします!まだまだ下手な文章ですが頑張っていきたいと思います!!