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ハッピーエンドを目指そう!!!その3

アーダルベルトいったん退散。まだまだ活躍してもらうぜ!!

自室のベッドとは比べ物にならないほど上質なそれは私の足掻きを難なく吸収してしまう。



「お止めくださいませバルトロス様。このようなところを誰かに見られでもしたら・・・」

「ふふっ、変なことを言うね。私と君は婚約しているんだよ?つまりは未来の夫婦・・・少しばかり粗相をしても、何ら問題はないはずだけど?」



そう言うとバルトロスは私の首筋を優しく撫でた。それが擽ったくて身を縮めてしまう。そんな私の様子を確かめながらバルトロスは際どく指で攻めてくる。決して胸の膨らみや臀部には触れない・・・その脇を掠めるように触れられれば、逆に体が熱くなってしまう。



「お願いですから・・・・もう、お止めくださいませっ」

「ん?私は君の体を撫でているだけだよ?その証拠に、君が言う如何わしい場所には1度も触れてはいないだろう?でも可笑しいね・・・どうして君の体はこんなに熱を持っているんだろう。私はなにもしていないよ?」


そう言いながらわざとぎりぎりの場所を何度も触っているのは何処の誰だろうか。一応、式を挙げるまで純潔でいることは守ってくれているのだろう。ならば違う形のお仕置きにしてほしい。そしてやたら髪の毛を触るのは何故?



「あの、先程からなぜそこばかりに触れるのでしょうか」

「ん?さっきここにアーダルベルトが触れたからね。本当は切り取って燃やしてしまいたいけれど、ここも君の一部だからね・・・こうして触れることで清めているんだよ」



そして殊更慈しむように髪の一房を集中的に撫で続けるバルトロス。良かった・・・一歩間違えれば髪の一部を失っていた。そんなことになっていればかなり無惨なことになる。私はほっとしながらずっと髪を撫でているバルトロスに視線を落とした。



「お願いだから私以外には触れさせないで?次に誰かが君に触れているのを見てしまったら・・・私は相手も、君も傷付けるだろう。優しい君はそれを望まないだろう?ならば気を付けてくれ。私を残虐な獣にしないように・・・」





呟くように囁いた彼の頭を、私はそっと撫でる。暫く大人しく撫でられていたバルトロスは切な気に瞳を揺らすと、母親に甘える子供のように私の胸に顔を埋めた。普段の私なら恥ずかしいなどと言って引き離していただろうけど、この時ばかりは感情の定まらない彼を突き放すことはしなかった。




お胸に顔を埋めるなんて夢ですね!!そろそろキャラ紹介を入れねばなるまいか・・・

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