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帰還

久しぶりの更新。なのでまったりいきます

あれから数日間滞在という名の軟禁をされ、やっと家に帰ってきました。バルトロスって本当に忙しいのって疑いたくなるくらい私の軟禁部屋にやってきてはスキンシップという名のセクハラをしてきた。危うく本当に処女喪失してしまうところだった。あの王子は本当に約束を守る気があるのか怪しいものだ。



帰ってみれば心配してくれたのは父でも義母でもなく義兄だった。いや、行き先は知っていたから心配していなかっただけで愛されていないとかそういうわけではないのよ。たぶん義兄が心配しているのは別のところ・・・私がバルトロスに犯されていないかどうかだと思う。それほどに義兄の眼は血走っていた。だからなにもなかったと安心させるように、間違っても王子を殺害しに行かないようにかなり必死に説得した。



「はあ、なんだか帰ってきても疲れたわ」




気苦労とでもいえばいいのか、王城では国王様と王妃様、さらにバルトロスのご機嫌伺いをしてたぶんまだ諦めていない聖騎士アーダルベルトに隙を見せないように精神を鋭くさせたり、帰ってくれば義兄がいて彼はいつでも私達の婚約を破棄する手立てを探っている。とりあえず私はバルトロスルートに入っているので一番の驚異は誰あろうバルトロスなのだ。だからあまり表だって反対はしてほしくないのだけれど・・・



「このまま何事もなく終わればいいのだけど・・・」



私の願いとは裏腹にイベントは起こるものです。またも父に呼び出され何事かと思ったら勅命が降りたらしい。王子の婚約者である私を城に住まわせるようにと・・・表向きには次期王妃としての教養を身につけさせる為の滞在だけど、私には分かっている。バルトロスが絶対に裏で暗躍しているのだと。上手いこと王様達をたぶらかしてこんな勅命を出させたのだと。




勅命だなんて、王直々の命を断れる貴族なんているはずがない。あの義兄でさえ苦虫を噛むような形相なんだから、拒否権なんて発動する間もなく私は翌週には王城に出戻ることになった。






まったく安らげなかったわ!!

家に帰ってきてもお兄様がいます。城にいたら王子と騎士の挟み撃ち。どっちも地獄

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