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土地のレンタル

間に合った・・・


急いで書いたので誤字脱字があるかも・・・


外伝の方も更新しました。


次は、この世界の税制などを纏めたものを書こうかな・・・

説明してないことが多すぎる気がしますorz

ミラーノさんが色々な話を聞かせてくれた。

ほとんどが、ミミに関することばかり

ミミが子供の時にやった、いたずらの事だったり

ミミが初めて狩りを成功させて、家族で大喜びしたこと

ミミが奴隷商人捕まって、本当に悲しんだこと

ミミが無事戻って来たこと

そして、戻ってきてからは、いつも一樹の話を家でしていること。


(正直、最後の話は嬉しく思うけど、かなり恥ずかしいぜ)


意外と純情な一樹だった。

そんな一樹にミラーノは


「ですから、これからもミミの事よろしくお願いしますね」


「いえいえ、ミミには色々助けてもらってますから

 こっちがよろしくお願いしたいくらいですよ」


すると、ミラーノは苦笑いをして


「そういって意味で言ったのではないのですけどね」


その言葉の意味を理解した一樹は

さらに、顔を赤くするのだった。


(どうやら、ミラーノさんの中では

 俺とミミが結婚するのが、規定路線になってるな

 確かに、ミミは可愛いし、結構好みのタイプだ。

 あのストレートな愛情表現も、好感が持てる。

 だからって、この世界で結婚するっていうのも

 結婚=この世界に永住になるだろうし

 なにより、父さんと母さんに紹介できないし

 孫が出来ても、見せられないし・・・

 父さんも母さんも、孫の顔を早く見たいって言ってたしな)


一樹の両親は、一樹と雪江が卒業後結婚するものだと思っていたので

誰よりも、孫の誕生を心待ちにしていたのだった。

すでに、名前も何通りか考えてあるらしい。


(父さんと母さんの期待を裏切れないよな・・・

 何より、俺はまだ雪江を完全に吹っ切って無い訳で)


雪江のことを完全に吹っ切ってない一樹は

ミミの事を、好ましく思っているが

その扱いに困っていたのだった。

そんな事を考えていると


「ただいま~一樹戻ったわよ~」


ミミの元気な声が聞こえてきた。

一樹とミラーノで出迎える。


「おかえりなさい」


「ミミ、おかえり。

 何か分かったことはあった?」


「まあね。

 取り合えず座りましょう」


そういって、居間へ移動する。

ミラーノは、帰ってきたミミの為に水を用意すると言って

台所へ消えていった。

居間で、ミラーノの持ってきた水を飲み

一息付いたミミは、さっそくわかった情報を一樹に話して聞かせた。


「土地の購入方法だけど

 小規模の土地を、購入するのは無理みたいなの」


「そうか」


一樹は、残念だと項垂れる。

倉庫兼監視小屋を建てることは、厳しくなったからだ。

しかし、ミミは話を続ける。


「でも、買うことは無理でも

 借りるのは、平気みたいなの

 というか、そうやって借りている人は結構いるみたいなのよ」


そう、この世界では、土地の貸し借りは当たり前の事なのだ。

土地を借りて、畑を耕し、その借り賃として収穫物の何割かを収める。

もしくは、土地を借り、牧場を作る。

色々な所で、土地の貸し借りは、行われている。

このハイネでは、城壁内の安全は、一応確保されている。

城壁内での、安全賃として、税を取り立てていのだ。

逆に、城壁外に住むものは

土地の貸し賃の代わりとして、税を取り立てているらしい。

亜人の中にも、城壁外に土地を借り

農作業をしている者もいるそうだ。

ミミが、何故それを知らなかったかと言うと

彼女達山猫族は、狩りを専門に行っていた為

そういった事に、疎かったこともあるが

一番の原因としては

農作業を行っていたものが、あまり自分の仕事について

劣等感を持ち、あまり喋らなかった所為だ。

亜人の生活の殆どは、狩りによって賄われている。

森や、川などで狩りを行い。

狩りで得た獣を、食料とし

お金が必要な場合は、その獲物を換金して暮らしていた。

勿論、人の仕事を手伝うなどで給金を貰っている亜人もいるが

その多くは、狩りが出来ないから

人に混じって仕事をするという、劣等感を持っていたのだ。

これは、獣の本能といるべき物の所為なのかもしれない。

そう言った、劣等感が邪魔をして

人に混じって、仕事をしている亜人は、自分の仕事を誇ったりはしない。

なので、自分の仕事について、あまり話題にすることもなかったのであった。


【選人の森や、川で黙って狩りをするのは、違法行為です。

 あの森で狩りをする為には、あの土地の利用料を払う必要があります。

 勿論、ラステを通してその利用料は支払らわれています。

 狩りのする人数が多くなると、それだけ利用料が多くなるため

 狩りに優秀な人物だけが、登録されています。

 勿論偽名です。

 なので、狩りの出来ない亜人は

 人に混じって、仕事をするしかないのです】



「そんな事、気にする必要はないのに

 生きていく為に、みんなが協力してやってることなんだから」


そう言って、ミミは少し悲しそうな顔をした。

自分は、狩りを仕事にしていたので

その、劣等感がわからなかったようだ。


「まあ、それは仕方の無いことかもしれないな。

 でも、これからそう言ったことをなくしていけばいいじゃないか

 ミミが新しく作る村では

 そんな劣等感が、生まれない場所にすればいいよ」


「そうね、頑張らなくっちゃ」


そういって、ミミは笑顔を見せてくれた。


「それはそうと

 土地は、どうやったら借り受けられるんだい」


「そうね、その説明がまだだったわね。

 それは、王家の国土管理局に申請すればいいだけみたい

 早ければ、当日にでも使用許可が下りるみたいよ」


勿論、使用する土地の広さや、場所にもよるのだろうが

選人の森の近くなど、他に借りているような者をおらず

デメリットだらけの場所ならば

すぐに、許可が下りるとのことだ。


(もしかすると、あんな土地を借りるってことで

 何かあるんじゃないかと勘ぐられて

 使用許可を、出し渋るとかあるかもしれないからな。

 その時の為は、袖の下を渡してでも使用許可を取らないと

 自分の命には変えられない)


そう、一樹は賄賂を贈っても

急いで、使用許可を取らなければと思っているのだった。


次回か次々回


新しいオンニャノ子が登場します。


多分

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