ヒッパー提督のお神輿
架空戦記創作大会2026春にお題➂で参加させていただきます。
――1916年5月31日
こんにちは、ヒッパーです。ビーティーの巡洋戦艦部隊を誘導する任務を受け、こちらの巡洋戦艦部隊を率いて出撃するところなんですが、シェア長官の様子がすこしおかしかったんですよ。全戦力を投じた危険な作戦なのに、妙に余裕がある感じで。あまり早い時点で戦果を出し過ぎて逃げ帰られないようにとかいってるんですが? 艦隊の規模を考えれば逃げ帰るのはこちらだと思うんですけど。
潜水艦の哨戒網がビーティーの艦隊を補足したようです。之字運動のパターンまで把握できてますね。一隻では難しいと思うので潜水艦同士の連携もよく取れているんでしょうか、すばらしいですね。無線機が更新されたのがよかったんでしょうか。とはいえ、襲撃はできなかったようです。まあ17ノットで行動している巡洋戦艦を狙うのが難しいのはしかたないですね。なかなか計画通りにはいきません。
クイーンエリザベス級高速戦艦4隻と巡洋戦艦6隻はかなりの戦力ですが、水平装甲の薄い英戦艦です。こちらの巡洋戦艦 5隻にはドッガーバンクの経験を活かして延長された射程がありますから、遠距離砲戦に持ち込めば勝機はあるでしょう。もちろん、目標は誘導であって殲滅ではないですが、砲戦で圧力がかけられなければ誘導もできませんからね。
――1916年6月1日
こちらが待ち構えるユトランド半島沖にビーティーが単縦陣でやってきてくれました。18ノットから加速してきます。さあ砲戦距離です。
え、いきなり英艦隊のほとんどがあっという間に沈んだんですが。なんですかこれは。魚雷以外ありえないですが、数百発の同時発射が必要なはずです。どこからそんな数が。え、降伏信号?
低速戦艦部隊もほぼ同時に雷撃で壊滅し、降伏したそうです。おかしくないですか?
――1916年7月
なっとくが行きませんが、英艦隊は壊滅したので、計画通り巡洋戦艦部隊が自由に行動できるようになりました。英の封鎖を解除するのが目標だったはずですが、こちらが封鎖する側です。沿岸から距離を置いた封鎖線には偵察部隊が広がっていて商船を臨検し拿捕していきます。商船の位置はすべて本国から通知されるので簡単なお仕事ですね。もちろん英艦隊もでてきますが、どんどん謎の魚雷で沈んでいってます。主砲撃ってないんですが。
戦艦部隊は英仏海峡を封鎖し、沿岸を砲撃しています。陸軍のベルダン攻勢は順調です。補給が追いつかないので、英軍のソンム攻勢はあっという間に頓挫しちゃいました。
――1916年8月
英本土の封鎖は完璧。陸では英軍がダンケルクで捕虜になり、戦艦部隊はジブラルタルを攻略、墺が地中海の制海権を握り、伊は中立、土はスエズに侵攻、露は弾薬が尽きて革命が起きかけてますね。これはこの戦争勝ちましたか?
米?
――1916年11月
英仏との停戦が決まりました。カイザーは印を独立させたうえで、英仏の細かい海外領土を根こそぎ手にいれたいようです。露は時間の問題でしょうし、米が開戦する気配はありません。無茶な要求ではありますが、英本土の食料不足も厳しいようですし、とおるんじゃないでしょうか。
――1917年1月
豪日がのこってました。青島や南洋諸島を返さないのみならず、香港やシンガポールを占領するとは。だいぶ舐められてますね。これはバルト海艦隊を送らないと。え。
――1917年3月
フォークランド経由でタヒチです。いい休養地ですね。ジブラルタル、スエズ、チャゴス諸島は確保されているので、インド洋に入るのは簡単なんですが、無策で機雷まみれのマラッカ海峡に突入するわけにはいきません。ここから南洋諸島を回復して、どこかで艦隊決戦でしょう。巡洋戦艦5隻が健在ですし問題ありません。協商の軍艦はみんな沈んでしまったので、戦力は増えてませんが、日豪あわせても英本国艦隊に比べれば微々たるものですしね。日の低速戦艦は回避すればいいですし。気をつけるべきは金剛型4隻の36cmぐらいですか。
――1917年6月
サイパンで艦隊決戦か、と思ったんですが、突撃してくる金剛型に魚雷が多数命中して終了です。日の本土は封鎖して青島を回復します。長くはかからないでしょう。
――1917年12月
いよいよ日本土を艦砲射撃か、と思ってたら停戦が決まりました。中国の拠点や南洋諸島が広がって日の沈まぬ帝国になれますね。マラッカの掃海も終わったようですし、スエズ経由で帰国すればクリスマスに間に合います。あ、主砲撃ってないわ。
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UボートXXI型
''UボートXXI型''' (U-Boot-Klasse XXI) は、[[世界戦争]]中の[[獨海軍]]の[[潜水艦]]。[[1915年の西プロイセン時空震]]によって[[ダンツィヒ]]周辺に出現した工場群により大戦中だけで1200隻が生産された。当時の軍艦の巡航速度に匹敵する水中速度、潜望鏡を使用せず照準できる[[音探]]、大量に発射される[[誘導魚雷]]により[[ユトランド沖海戦]]、[[]マリアナ沖海戦]において[[連合国]]の軍艦のほとんどを沈めるなど、[[中央同盟国]]の制海権確保、世界戦争勝利に大きく貢献した。戦後も1940年代に至り原子力潜水艦に代替されるまで運用され続け、海軍軍縮を水上艦艇の無効化により実現し、現在にまでいたる[[潜水艦による平和]]の基礎を築いた。
==技術的影響==
{{UボートXXI型の技術的影響}}
XXI型とともにもたらされた電子、冶金、機械加工、化学などの技術は、科学技術と工業の全世界における発展に寄与し、世界経済の成長と政治的安定につながった。
==運用==
[[無制限潜水艦作戦]]の終了後に登場したため、獨海軍は通商破壊において[[海上捕獲法]]を遵守する必要があった。しかし、水中での戦闘を基本とするXXI型では、これは困難であり、商船の位置の確認、追尾といった副次的任務にとどめられた。
軍艦と商船との識別は音探で十分可能であったため、艦隊決戦には、待ち伏せ、前衛などに積極的に用いられた。[[ヒッパー]]の[[偵察艦隊]]には200隻が随伴し、戦果のほとんどをあげたため、戦後、偵察艦隊を指して[[お神輿]]呼ばわりする声もあった。<ref>[https://ncode.syosetu.com/n0728mg/ ヒッパー提督のお神輿]</ref>{{unzuverlässige Quelle}}
==秘匿工作==
大戦中から1925年までは一部の指導者以外には存在が秘匿されていた。獨水上艦隊司令部も存在を知らなかったという説もある{{Belege fehlen}}。
艦隊全滅といった決定的戦果が続いたことにより、連合国側では非常に限られた情報しか得られなかったことから、海軍関係者を中心に様々な憶測を生んだ。ユトランド沖海戦直後の英海軍では、潜望鏡が確認されなかったことから、潜水艦ではなく水上艦による雷撃、あるいは魚雷射出型機雷とする意見が主流であった。この誤解が日の太平洋戦域での独海軍戦力の過小評価につながり、英仏の停戦にもかかわらず交戦を続けた理由となったといわれる。
戦後捕虜が解放されると、特に太平洋戦域での交戦状況などから水上艦や機雷の可能性が否定され、潜水艦説が濃厚になっていき、1925年の公表につながる。
網際網路百科事典 1960年版より
原子力以前の潜水艦、非常に強力なのにこれだけで戦争を勝ち切るのは難しいと思うのですが、このぐらいギャップがあったらどうなるかと思って書いてみました。戦記かどうかは定かでないですが、お許しあれ。




