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『私の隣の運命の人』―恋が教えてくれた、愛のかたち―  作者: トムさん


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2/12

第2章 夜中の秘密

配信を終えた後、なぜかすぐには寝られなくて、ISAMUさんのプロフィールを見てみることにした。


プロフィール欄には「ウェブデザイナー/リモートワーク/ゲーム初心者だけど娘と話題を合わせたくて勉強中」と書いてある。


娘さんがいるんだ。きっと優しいお父さんなんだろうな。それにしても、ゲーム初心者って言ってたけど、今日のアドバイスはとても的確だった。きっと、娘さんのために本当に一生懸命勉強してるんだと思う。


そんな風に考えていると、なんだか胸がきゅんとしてくる。どうしてだろう。


次の日の学校で、美咲に配信のことを報告した。


「どうだった?初日は?」


「すごく楽しかった!みんな優しくて、特に…」


「特に?」


「ISAMU30っていう人がすごく親切で、的確なアドバイスをくれたの。プロフィールを見たら、娘さんがいるお父さんで」


美咲の目がきらりと光る。


「へー!年上男性?何歳くらい?」


「プロフィールに30って入ってるから、30代かな?でも、なんか落ち着いてて優しくて…」


「結衣、まさかときめいちゃった?」


「え!?そ、そんなんじゃないよ!ただ、親切にしてもらって嬉しかっただけで!」


でも、美咲に言われて初めて気づいた。確かに私、ISAMUさんのことを考えると、なんだかそわそわする。これって、もしかして…?


その日の夜、いつもよりちょっとだけ気合いを入れて配信の準備をしている自分に気づく。髪型も少し整えて、画面映りを確認。


「別に、誰かに見られるために綺麗にしてるわけじゃないんだから…」


そう呟きながらも、ISAMUさんが今日も来てくれるかなって、期待している自分がいる。


配信開始から30分後、待ちに待ったコメントが流れた。


「こんばんは、ゆいちゃん。今日も頑張ってるね」


心臓がドキドキする。でも、今日は昨日より上手くプレイできるように練習してきたんだ。


「ISAMUさん、こんばんは!今日は昨日より頑張りますよ〜!」


「楽しみにしてるよ。でも、無理しないでね」


この優しさ、反則でしょ…。


その後の配信中も、ISAMUさんは絶妙なタイミングでアドバイスをくれる。困った時だけじゃなくて、上手くできた時は「素晴らしい!」って褒めてくれるし、失敗しても「大丈夫、次頑張ろう」って励ましてくれる。


配信終了後、いつものようにお礼を言うと、ISAMUさんから意外な提案があった。


「ゆいちゃん、もしよかったら、今度ウェブ会議ツールで直接お話しない?ゲームのことをもっと詳しく教えられると思うんだ」


え?直接?


他の視聴者さんたちからは「いいなー」「私も話したい」なんてコメントが流れる。


「は、はい!ぜひお願いします!」


こうして、私とISAMUさんの個人的な交流が始まることになった。

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