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真昼の月
生まれては消え
仰ぎ見るほど
群青に染まっていくキャンバスの上に
白線が一本引かれてく
不連続に繋がった線は
実はきめ細かな点の塊で
次第に広がり滲んでは
空色の中に溶けて消えた
融解した雲の子たちは
何にもなれずに還っていったか
何にでもなれると散っていったか
歩いてゆけばわずか1日程度の距離に
あの青く広がる空はある
地方に住んでる友達よりも
ずっとずっと近い距離
歩いてゆければ
ゆけない距離ではないはずなのに
決して届くことはない
届いたとして何が叶う問われたところで
答えを持ってるわけじゃないけど
それでも仰ぎ見てしまうのは
確かにそこに何かを見るから
それが何かと問われたところで
答えを返すことはないけれど
散ったはずの雲の向こうに
真昼の月がうっすらと見えた
消えては生まれ




