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第2話:古の書物と語る謎の声…「山奥SEO」の導き

「SEO……? えすいーおー?」


さっぱり聞き慣れない単語に戸惑いながら、本を手に取ってみる。すると突然、頭の中に直接話しかけるような声が響き渡った。


「ようこそ、迷宮図書館へ。そなたの名はヒカリであろう? お主こそが『選ばれしSEOマスター』になる運命にあるのじゃ」


「え、えーと…どちら様でしょうか?」


思わず本を床に落とすと、声はピタリと止んだ。恐る恐る拾い上げ、ページをめくる。びっしりと記された未知の文字が、不思議と自然に読める。


「我はこの図書館に封印された精霊。そなたが手にしている書物を通じて、『SEO』の知識を授けよう。さすれば、ここから脱出する道が開けるであろう」


「え、脱出…? ということは、やっぱりここって異世界か何か?」


「ふむ、正確には“異空間”と呼ぶべきかの。そなたは元の世界に帰りたいのであろう? ならば『山奥SEO』を極めるのじゃ!」


「や、山奥…? まさかこの世界、山ばっかりなの?」


私がツッコむも精霊はお構いなし。


「山奥SEOとは、人里離れた僻地のように、誰も見向きもしないような情報にも光を当て、必要とする者に届けるための秘術。この秘術を極めれば、そなたの願いもきっと叶うぞ」


こうして私、ヒカリは「迷宮図書館」でSEOなるものを修行するハメに。元の世界に帰るには地味すぎる道のりだが、やるしかない…!


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