高校デビュー
あたし、雨宮花恋。
今日から高校生なんだ。
ずーーっとこの高校に入りたくて。制服がかわいい、っていう理由なんだけどね。笑
「かれんちゃんって呼んだらいいかな?」
「うん!じゃありあんちゃんって呼ぶね!」
電車の中で一緒にいるのは小田梨杏ちゃん。
りあんちゃんは内部生で、入学前にsnsで仲良くなった子。
「朝霧学園はね、とりあえずみんな優しくてかわいいし!あとはね、文化祭が楽しーのよ!」
「そーなんだ!!青春できそうで楽しみ!!」
最寄りにつくまでの間、りあんちゃんはいっぱい学校の事教えてくれた。
駅から学校への道のりの空はすっごく晴れててあたしの気持ちみたいだった。
クラスは4組りあんちゃんと同じになれたから安心!
入学式で見てみるこの学校の子はみんなかわいくてキラキラしていて。
本当にあたしがこれからこの学校に通うんだなって。
「こいつうちの仲間~!」
「はじめまして~!高田桃奈っていいます~!」
「雨宮花恋っていいます!ももなちゃんよろしくね~」
「うんうん!かれんちゃんよろしく~!」
初日からクラスの他の子とも挨拶して仲良くなれた。
意外と内部生多くてびっくりしたけどみんな優しくて安心したなぁ、、!
「雨宮~だよね?!インスタ教えてください!!!」
梨杏「えwwwちょあいつwww」
桃奈「うわぁかれんちゃん狙われた~?www」
花恋「え、ぜんぜん教えるけど、!!教えちゃいけない人だったりする?」
梨杏「いや、まーいつか特定されるから教えとき」
颯太「あ、石川颯太です。どうぞよろしく。」
花恋「えーと!雨宮花恋です!よろしくお願いします!」
颯太「俺内部生だからわかんないことあったらなんでも聞いてっ」
花恋「あ!ありがとう、ございます!!」
梨杏「ふうたかっこつけんなしwwwwww」
桃奈「えなんかめっちゃキャラ変しようとしてる~?ww」
颯太「いやちがうもんちがうし!!ww」
「へぇ~、、颯太くんってなんかやばそう?笑」
梨杏「やっぱそーだよね?!?!」
桃奈「かれんちゃん傷付けたら許さんっ」
「高校組のあの子めっちゃ可愛くない???」
「どの子??!」
「りあんの隣!」
「え!!!ばか可愛い!!」
梨杏「えすげえさすがかれんちゃんだよwww」
桃奈「これはファンクラブできる予感」
「え、それは絶対ないないない、笑笑」
梨杏「ファンクラブあった子専門学校行っちゃったからね~」
桃奈「次期だね」
「てか、中学組もめっちゃ可愛いじゃん、、、みんな、!!」
緊張ばっかだった初日も友達のおかげで楽しめて。
おまけにほかのクラスの子だったりあの男の子だったり。
楽しかった余韻に浸りながら眠りについた。