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なにかこっかな?  作者: いねっしー
秋葉原という名のダンジョン
9/22

突入前日

で、そっから続き、

その後夢咲とは全く話すことがないまま家に帰ることになった。

 あれ? 帰るまでに話せてないから今週末に行かないのかな?

 という疑問は帰に下駄箱を開いた時に消えた。

 下駄箱に手紙が入っていたのだ!

 この俺にもついに春が? 相手は速水さんかな?

 と思いながら手紙を読むと、


 こうすると絶対読むと思ってやったよ!

 案の定読んだみたいだね、だっさドーテー臭!

 明後日の日曜JRの秋葉原駅に朝十時ね!


 と、下手くそな字で殴り書きされてた。

 俺は破りそうになったね。

 だが、良く考えたら夢咲はいわゆる美少女の部類に含まれるわけだ。

 そんな奴と俺が一緒にデートでは無いにしても出かけるってめっちゃリア充っぽくね!

 やっべ明日着てく服どーしよっ!

 え? というか髪とか染めちゃう? 染めちゃおっかなぁ!

 まあ場所は秋葉原だけどさ。

というか行った事も無いんだよな、秋葉原。

 こいつ俺がもし読まなかったらどうするつもりだったんだよ。

 連絡先とか交換してないからな…………………バカなのか? 

 そんな事を考えながら[そこっ触らないでよっ!]を読んでるうちに意識が遠のき…。


「バカ兄貴! 夕飯まだ?」

 どうやら寝てたみたいだ。

 俺と舞の部屋は共に二階にあり夕飯を食べる居間は一階にある。

 階段を上る音が聞こえる。

 え? あいつまさか、俺の部屋に来てる?

 そこに気付いた時には俺の部屋に舞がいた。

「あ…」

 俺の手には[そこっ触らないでよっ!]が握りしめられている。

 うーん、どーすっかねぇ。

「へ? あー、なるほど」

 俺が説明するよりも早く舞が何かを納得した様にこちらを見る。

 そしてニッコリと笑いこう言った。

 まあ加奈とは部類が違う笑顔だったが我が妹ながら可愛かったな!

「あんた、ラノベ作家にでもなんの?」

 そうしておこう。

 その後舞の質問責めに合うのは別の話だ。

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