プロローグ
ということではい、新規です。
きおくのかなたは、はい、なんかねぇ。モチベーション、かな?
まあ余裕が出来たらまた書きます
やっぱりストックって重要
十月
やっべ、ちょっと遅れたかもな。
このまま行ったら俺絶対殴られるだろ。
少し肌寒くなった空気の中俺の気分は紅潮していた。
さて、その理由はというと…。
「悪い! 遅くなった」
俺が夢咲加奈の家のドアを叩く。
「遅い! いつまで待たせんの!」
予想通り俺のみぞおちに容赦無い一撃が飛んでくる。
分かっちゃいても避けられないもんだ。
俺は地面にうずくまる。
「早くして!」
こいつの様子を見るに約束は守ってるようだ。
俺は急いで夢咲加奈の後を追いかける。
机の上にはノートパソコンが開いてある。
「じゃあ、あけるか」
俺が座ると夢咲加奈も座る。
「はあ? なんでアンタが仕切ってんのよ! まあ良いけどさ………」
俺の隣で夢咲加奈が言う。
相変わらず可愛く無い、そう考えながら俺はURLをクリックする。
今日は一次審査突破作品の発表日だ。
「私の、作品は…」
俺北村悠哉は作品の名前を探しながら考える。
四月までの俺にこのことを言っても絶対に信じてくれないだろうな。
いや信じて欲しく無いかもな。
「北村、これって……」
夢咲加奈が俺を見上げる。
その顔は無邪気な笑顔だった。
心の中は純粋だな。
そんなことを考えながら俺は加奈との出会いの日に想いを馳せる。