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作者: 小森 愛詩

 海の日だから書いた。

 正直、海じゃなくても書けるってのって感じの話しです。でも海の日だから。

 夏が書きたかったんです。海が書きたかったんです。

 青と蒼とアイスキャンデー、クラゲ、蝉、寂れた港、人気の無い砂浜、ゴミ、流木。全てを書きたい。


 青い、蒼い、透き通る水。

 そんなものはここには無いわけで。ただ、蝉の声を聞きながら数メートル先に見える寂れた港を僕は眺める。


 岸壁は無く、たった数段の階段を降り砂浜に出る。砂浜と言っても誰かが捨てたゴミやクラゲの死骸が落ちている。


 わざわざ暑いところに何をしに来たのだろうかうか。

 泳ぎにでも来たのか?それなら、港の先にある砂浜に行けば良いだろう。水はここよりも綺麗だし、ゴミだってスタッフがいるのだから少ないだろう。僕は行ったことも無いし、あんな人の多いところに行きたくない。

 魚を釣りに来たのか?そもそも釣具が無いから無理だ。あったとしても何か嫌だ。

 ゴミ拾いに?僕はそんなに良い人じゃない。


 そんなことどうでも良かった。

 一人で砂浜に来て、落ちていた空き缶を蹴って消波ブロックのある付近まで来る。そこに座りぼーっとする。前に行ったり後ろに行ったりする波に耳を澄ませる。もう蝉の声は聞こえない。聞こえないことにした。

 この海はゴミが浮かんで、クラゲが大量にいて、虫もいる。とっても気持ち悪い。砂浜に戻り打ち上げられたクラゲを観察する。水や砂浜はこんなにも汚いのになぜこのクラゲはこんなにも綺麗な色をしているのだろう。細い流木で挿してみた。


 グチャ


 音は綺麗ではなかった。


 暇になった。


 透き通った水なら少しは遊べたのに。でも、汚いここにもきっと汚い海なりに何か良いものはあるだろう。


「自分に言い聞かせているみたいで腹がたつな」


 波が行ったり来たり。同じはやさで色々な物を砂浜に。ゴミやクラゲ、虫や木。


 歩いて十五分と離れたところにあるコンビニでアイスキャンデーを買った。

 水色のアイスキャンデーが暑さで溶けて腕に垂れる。

 べっとりとした青い蒼い液体だ。


「…おいし」


 私は人の多いところは苦手です。海も白浜とか駄目ですし、いつも日本海側の漁船とかがあるところの数メートル先にあるところにいます。春でも。

 でも今年は諸事情で沖縄に行くことに。冬なだけましだが、沖縄行くお金があったら数倍貯めてイギリス行きたい。海は日本海で結構。冬は炬燵にこもりたい。小森だけに。

 夏の話しが海からとんで冬に。さすがに話しが逸れて行きそうなのでここら辺で失礼します。

 ここまで読んでくださり有難うございました。

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