プロローグ
世界は1つではない。それは、行くことも、見ることも出来ないが確かに存在する。
だが、もしもほかの世界に行けるとしたら、如何するだろう。
もしかしたら、そこは夢のような世界かもしれない。
もしかしたら、地獄のような苦痛に満ちた世界かもしれない。
一握りの希望を、胸に抱き旅立つか? それとも今の生活を守るか?。
貴方ならどうしますか。
「なぁ〜〜、おまえ本当に知らないのか?、ぜってー嘘だろう。」
「だから知らないと何度も言っているだろうが。」
俺は、友人の言葉に少しイラつきながら返した。
「でもよー、今じゃテレビにとりあげられる程、有名になってるんだぞ知らないというほうが信じられん。」
「知らねーんだからしょうがないだろうが。」
俺達が、今話しているのは今話題のネットゲームだ。友人の話によると今じゃかなりの人数がそのネットゲームに嵌っているらしい。やっていなくてもテレビで何度も取り上げられているから、ほとんどの人が知っているらしい。
だが、俺はあまりゲームというものに興味がないので、全くと言っていいほど全然知らなかったのだ。
それを聞いた友人はかなり驚いていた、とゆうよりは馬鹿にするような感じだった気もする。少しムカついた。
しかし、俺が本当に知らないと知ると、友人は水を得た魚のごとくそのネットゲームがどれほど素晴らしいか話し始めた。しかし1時間たっても終わらない友人の話を、俺はこぶしで止めることにした。
友人の話を要約するとネットゲームを作っている会社が、協力して持てる技術を全てつぎ込んで作ったらしい。ちなみに製作にたずさわった会社は10をこえるらしい、莫大な制作費と製作時間、そしてプログラマー達の努力の甲斐あってかサービスが始まったとたんに大勢のプレイヤー達が殺到した、その人気たるや1月にして他のネットゲーム圧倒しまくったらしい。さらにゲームをより楽しく、より遊びやすくする為に、プレイヤー達の要望などを取り入れ、今までに30回以上改良&拡張をしたらしい。その甲斐あってか、いまやこのネットゲームは名実共に1位となったのだ。
ちなみに、このネットゲーム名前を「フォルニアスストーリー」と言う