其のニ
この物語は
5割フィクションで残りがノンフィクションです。
その辺を満点だったテストの範囲くらい理解したうえでご覧ください。
我が学校は毎年受験倍率が3倍を超えるという地元では一番の学校なのだ。
の、割には。
「俺この学校にバス通学と食堂目当てで来たかラ」
「俺も」
「お前らの動機クズ過ぎんだろ!?
落ちたやつのこと考えろや!」
食堂にて俺とタカシと橋田の会話である。
「でもサー・・・少し勉強しただけの俺らに負けたってことは、そいつらの
受かりたい!
って気持ちが俺のに負けたってことジャン?」
「食堂で飯食いたいに負ける信念って弱すぎない?」
「そんなことよりさー、俺、この前バ〇パスポート買ったらよー」
橋田が財布から何かを取り出した。
「こんなんが出てきたんだ」
「なにこれ?」
「デレ〇テの諸星〇らりじゃん」
「知ってんのか?」
「多少は」
「どんなキャラ?」
「待ってろ、声真似すっから…。」
次の瞬間、
『き〇りだゆぉ~☆』
凍った。
時が。
「こんなキャラ」
固まった橋田が出した結論は
「捨てるわ・・・これ…」
こうして、
橋田が買ったバ〇パスポートはゴミ箱の奥底へと沈んでいったのであった…
冷麦ってなんですか