最果てで最奥
桟橋から足を投げ出すように座って、一人の男が釣りをしている。水面は歪むことなくまるで鏡のように雲の多い空を映し出していて、桟橋と男が空に浮いているように見えた。この世の物とは思えぬ景色に暫し見とれていたが、私は身じろぎ一つしない男に声を掛ける決意をする。
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