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職業リア充の異世界無双。  作者: すみを。
第四章 魔物襲撃編
44/66

国の変化とハルノの決意。

今回も読んでいただきありがとうございますm(_ _)m


お陰様で、日間ランキング三位に入ることが出来ました!

本当に嬉しいです!!


毎日投稿をいつまで続けれるかはわかりませんが、出来る限り頑張って行きたいと思います!

城に向かう途中の広場。


俺達はそこで、さっき別れた団長と兵士の背中を見つけた。


その背中からは、明らかな驚愕の感情が漂っているように感じられた。


「おい、団長、どうし-----」

「「「おおおおおおぉおぉおぉ!!!!!」」」


俺が団長に話しかけようとした瞬間、突然沸き起こった歓声に俺は思わず驚いてしまう。


歓声が起こった方を見ると、そこには国中から集まったと思われる大勢の国民の姿があった。


「救世主様ー!」

「英雄様ー!」


様々な叫びを上げて俺を称えてくる国民をみて、俺は戸惑いを隠しきれない。


すると、同じく混乱した様子の団長が俺に話しかけてきた。


「……私も、どうしてこうなったかわかりませんが、おそらくあれが原因かと……」


そう言って団長は広場の中心付近を指さす。


広すぎる広場の中心にそびえ立つ巨大な塔の中央には、俺達がさっきまで戦っていた戦場が映像として映し出されていた。


既に日が暮れ、薄暗くなっているので、その映像の光はかなり目立っていた。


「……つまり、俺達の戦いを国民は全員見ていたってことか?」


「ええ、おそらくは。それで、私達と同じ感情を抱いたのでしょう」


俺は俺やその後ろにいるイノマ達を憧れの眼差しで見てくる国民を見ながら静かに嘆息をつく。


おそらく、アルナが国民に恐怖を植え付けるためにしたことなんだろうが、完全に逆効果になってしまったようだ。


「はぁ。

それで、俺はどうすればいいんだ?このまま城に向かえばいいのか?」


「いえ、ユウト様が城に向かわれますと、より一層騒ぎになってしまいますので、ユウト様達は一旦街に戻っていてください。国民達は私が説得します」


「ああ、まあ、それが一番だろうな」


正直、ここまでの騒ぎになるのは予想していなかった。


元々魔物使い最弱というのは王が勝手に決めたもので、国民はそう思い込んでいただけだったってことだろうか。


ん?

じゃあ何で王はそんなに魔物使いを最弱と仕立てあげたかったんだ?


これは、戦争に負けた以外にも何か理由がありそうだな。


「わかった、じゃあ今は一旦宿に戻ることにするよ」


「はい、お願いします。

あと、おそらく一週間程後に勲章の授与等が行われると思いますので、その時は呼びにきますね」


「………それは絶対に受けなきゃダメか?」


「ええ、国民達の暴動が起きかねませんので。

えっと、何か不都合でも?」


「いや、そういうわけじゃないんだが……」


そもそも、俺は地球にいた頃はただの高校生だったんだ。


そんな大勢の人の前に立つ経験なんて今までにないから、正直少しだけ緊張する。


……いや、それも今更か。


この世界に来てから、そんな感情はほとんど捨て去ってしまったしな。


「……わかったよ、じゃあ、その時は『ストルノ荘』まで来てくれ。俺達はそこに住んでいるから」


「『ストルノ荘』……ですか。あの噂の……」


その団長の言葉で、俺は『ストルノ荘』の噂を思い出した。


「そんな噂、嘘に決まってるだろ?まさか、団長まで信じているのか?」


「い、いえ、そんなことは。

そもそも、ユウト様が住んでいる時点でそんな噂に信憑性はありませんから」


どうやら上手く思惑は成功したらしい。


これで『ストルノ荘』の噂が解消されるのは時間の問題だろう。


「ならいい。

じゃあ、俺達は行くから、後のことはよろしく頼む」


「は、はい、わかりました」


敬礼する兵士達をよそに、俺は舞、リース、アマルーナ、ハルノを連れて宿へと戻る。


イノマ達魔物使いズは各自解散という形にした。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「その、本当にありがとうございました!」


俺達が宿に戻ってすぐに、ハルノが俺達に向かって頭を下げる。


「あの時は半信半疑でしたが、まさか、本当に救ってくれるなんて……本当に、感謝の気持ちしかないです」


「いや、それほどでも…」


真正面から感謝の気持ちを向けられて、俺は思わず照れてしまう。


そんな俺を見て、舞は静かに微笑んだ後、ハルノの方に目を向けた。


「大丈夫だよ、ハルノちゃん、優斗君は、自分のやりたいようにやっただけだも思うから」


流石に舞は俺のことをよく分かっている。


俺が動くのは、俺がそれをしたいと思った時か、舞にお願いされた時だけだ。


「それでも、この気持ちだけは伝えたかったので」


「わかった、その気持ちは受け取っておく。だから、ハルノもそんなに気にやむ必要はないからな」


「…………本当に、優しいな」


「ん?何か言ったか?」


「いいえ、何も。

それより、お礼に何かご飯でも作りますので、お部屋で待っていてくれませんか?」


あっそっか。

ご飯で思い出したけど、そういけばそろそろ夕食時だな。


「…そうか。わかった、じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおう」


「ハルノちゃんの料理、美味しいから楽しみだね!」


ウキウキ気分で歩く舞を見て俺は微笑ましい気持ちになる。


舞とハルノの仲が昨日より良くなっていることは気になったが、俺が戦っている間に何か話したのだろう。


とりあえず、今日は疲れたからご飯までゆっくりしておこう。


俺はそう考えながら、みんなと一緒に部屋に戻った。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「今日は、天ぷらか」


「そうだね、やっぱり日本食だね」


これはほとんど確定だな。


ハルノの父に料理を教えたというタウリは、俺達と同じ日本人だろう。


これで次に行く国の目標は決まった。


「舞、次に行く国が決まったぞ」


「うん、どこに行くの?」


「この国の隣にある、キハイだ。そこでタウリに会いに行く」


タウリに会ったら何かしらの事がわかると、俺は確信している。


なら、向かわない手は無いだろう。


「うん、わかった」


舞は俺の目的もちゃんと理解したようだ。


流石は俺の自慢の嫁だ。


「それで、いつくらいに行くの?」


「うーん、そうだな……一週間後に勲章授与があるし、あんまりゆっくりも出来なかったからな。

一ヶ月くらいはここに滞在する予定だぞ」


「い、一ヶ月……」


ん?

なんでハルノが反応するんだ?


やっぱり、仲良くなった舞と離れるのは辛いのかもしれないな。


「寂しくなるね、ハルノちゃん」


「は、はい……」


そう言うハルノには何かを決意したような、そんな雰囲気が漂っていた。


俺は不思議とその理由を聞くことは出来ず、舞とアマルーナと一緒に天ぷらを食べた。



「……一ヶ月で……なんとか…」


そのハルノの呟きは誰にも聞こえていなかった。




次回は優斗と舞のデートの予定です。

あまり2人きりのシーンを書けていないので、リースとアマルーナは出ないかもしれません。


感想評価ブクマよろしくお願いします|ω・)


ブクマをしてくれた方は、そのまま評価もつけていただけると嬉しいです!(><)

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