架空鉄道の怪談その1
私の架空の鉄道、Liner Rocheの夜行列車、Siriusでの怪談を書いてみました。結構雑ですし短いですが見てくれると嬉しいです。多分きさらぎ駅が元ネタです。多分...
書いた後に夏のホラー2026の内容に多少当てはまるところがあったので参加しました。ちょっと違うかもですが...
私は自認音鉄。このSirius第〇列車の乗り入れ時に聞こえる静けさを打ち消すように響くパンタグラフの上がる音、そしてその後にいつものガタゴトという音の移り変わりが聴きたい。その一心で予約争いを勝ち抜いてここに乗っている。ただ、しばらくはLiner Rocheの線内を走るため在来線の路線に入る時まで寝ていることにした。
だがしばらくして、列車からガタゴトという音がしているのに気付き、飛び起きた「マジか寝過ごした!?」と思い時計を見ると午前2時14分。在来線の線内に入るのは午前4時のはず。なのに在来線の線内で聞こえるガタゴトとした音とパンタグラフの擦れる音がするのだ。私は気になって廊下に出ようと顔をのぞかせた。そこから見えた景色に私は驚いた。ここは15号車で最後の車両のはず。なのに更に後ろの車両に繋がる通路が見えたのだ。私が唖然としていると列車が減速し、駅に停まった。「途中で駅に停車する予定はなかったはずだが...」そう思いながら部屋に戻り、窓から駅名を見た。そこには「晶鴇」という駅名が書かれていた。下のローマ字を読む限り「ひかりどき」と読むらしい。その駅はとても古く、改札は自動ではなく駅員が一人ずつ切符を切っていく形、交通系ICも使えないようだ。おまけに駅舎に穴が空いており、ツタが絡んでいた。だが、駅名の標識だけ、まるで今日取り付けられたように新しかった。そう思いながら見ているうちにドアが開いた。そしてホームに誰かが降りてきた。降りてきたのは人の形をしたノイズのようなものだった。私はホームにいるその物体たちに気を取られていて、後ろから近づく別の物体に気づけなかった。気付いたときにはもう遅く、私は気絶させられてしまった。
その後、私のスマホのアラームに起こされた。時刻は午前3時45分。まもなく在来線への乗り入れが行われた。だが、私は晶鴇駅のことで頭がいっぱいで音が頭に入ってこなかった。
その後、駅員に話をして、運転記録を調べてもらったが、晶鴇駅は写っていなかった。ただ、1つ不審な点として、午前2時〜午前2時半の録画が停まっており残っていなかった。一体あの出来事は何だったのか。その時の私は頭が混乱しており、写真を撮っていないので、証拠となるものもない。もう一度乗ってみるも晶鴇駅は現れない。が、しっかり聞けなかった在来線乗り入れ時の音をはっきり聞け、録音もできたので満足していた。
その日、私は家に帰り録音した乗り入れ時の音を聞こうとボイスレコーダーの電源を入れた。ボイスレコーダーのファイル一覧の一番上に乗り入れ時の音がある。さあ聞こうとボタンを押しかけたその時、下にある見覚えのない録音データが目に入った。「12月9日…あの時だ。」そう思いながら再生ボタンを押した。そこには未知の言語、謎のノイズ、そして「助けて」という弱々しい17人の声と1000人あまりの叫び声、悲鳴、泣き声が入っていた。それを聴いていた私は震え上がっていた。何度か深呼吸をし、改めて情報を確認する。まずわかったのが録画時間。録画開始時間が午前2時18分、これはおそらく私が気絶した時間だろう。そして、録画終了時間が午前2時半になっている。これは丁度列車の記録システムが復旧した時間だ。また、誰かが操作して録音を開始したという記録も残っていた。だが、これ以上に手がかりになりそうな情報は見つからなかった。
後日、この音を音探偵さんに渡してみた。するととんでもないことがわかった。最後の二分のノイズはこのボイスレコーダーについているノイズ除去機能のプログラムデータを音声化した音が11分10秒00111のタイミングから始まり、再生されていた。そして、「助けて」という17人の声の主は全て最近行方不明になった人たちの声だった。音探偵は「世界で色んな人を行方不明にさせているのはそのノイザー(仮称)に違いない!」と言っていた。「ノイザー(仮称)ってなんだよ...」などと思いながら聞いていた私に構わず音探偵は話し続けている。そんな音探偵を横に次はどの列車の音を聞きましょうかねと考えてしまっている私がいた。
雑な終わり方ですみません。見てくださりありがとうございました。色々と小ネタを散りばめてあるのでよかったら考察してみてください☆




