表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

帰れない散歩道

作者: 口羽龍
掲載日:2026/04/05

 拓也は散歩道を歩いていた。その散歩道はとても知られていて、動画配信サイトにもたびたび上がっている。だが、こんなうわさもある。二度と帰れないとも言われているらしい。だが、サイトを見て、これは行かないとと思って、ここにやって来た。


 拓也は昨夜からワクワクしていた。どんな景色が待っているんだろうか? きっと素晴らしい景色が見れるに違いない。とても楽しみだ。その散歩道の写真はしっかりと撮っておかないと。


「ここだったな」


 拓也は散歩道の入口に立った。とてものどかな風景の中にある。小春日和で、とても風が気持ちいい。とても素晴らしいな。


「さて、行こう」


 拓也は歩き出した。その先には獣道が続いている。この辺りは近隣住民は通ろうとしない。ここに並行して道路があり、みんなそこを通るからだ。その道路ができる前は、ここが生活道路となっていた。


「なかなかいい所じゃないか」


 歩いていると、美しい花が獣道の横に咲いているのが見えた。拓也は思わず見とれてしまった。まさかこんなきれいな花が見られるとは。いい所にやって来たな。この先にはきっともっといい景色が見えるに違いない。拓也は期待していた。


「きれいな花だな」


 拓也は思った。こんなきれいな花が咲いているのに、本当に帰れない散歩道と言われているんだろうか? とても信じられない。


「これが本当に帰れないなんて思えないよ」


 拓也はその先を歩いていった。その先には小川が流れている。ここの小川はとてもきれいだ。小学校の頃に歌った春の小川って、こんな感じだろうか?


 と、拓也はその先である物を見つけた。それは鉄橋だ。その鉄橋は頑丈で、まるで鉄道今日のようだ。まさか、ここには鉄道があったんだろうか?


「あれっ、これは何だろう」


 拓也は何かに気づき、足元を見た。そこには、枕木らしきものがある。それは鉄道の枕木のようだ。まさか、ここは廃線跡なんだろうか?


「廃線跡、かな?」


 その先に進むと、看板がある。その看板は駅名標の形をしていて、これが廃線跡だという事を記している。まさか、ここが廃線跡だったとは。拓也はそれを初めて知った。


「もう何年も前に廃止になったんだろうか? これは知らなかったな」


 拓也はその先に進んだ。その先にはトンネルがある。そのトンネルは通常よりも小さい。ここは軽便鉄道の廃線跡だろうか? 通常の鉄道トンネルよりも小さい。


「その先に行ってみよう」


 トンネルの中はとても暗い。だが、そのトンネルは短くて、その先の光が見える。その先には、どんな景色が広がっているんだろうか? 拓也はワクワクしていた。


 トンネルを抜けると、そこにも散歩道が広がっている。ここも穏やかな景色だな。思わず口笛を吹きたくなってくる。


 と、拓也はあるものを見つけた。それは、足跡だ。とても大きな、人の足跡だ。


「これは何だろう」


 拓也は首をかしげた。こんな大きな足を持つ人がいるんだろうか? 一体誰だろう。


「まぁいいか」


 だが、拓也は全く気にせず進んでいた。その先に進むと、高い樹木が多く立っている。まるで森のせせらぎが聞こえてくるようだ。


 歩いていると、拓也は小鳥のさえずりを聞いた。これを聞くと、とても癒されるな。


「小鳥のさえずりが聞こえる! 素晴らしいな」


 その風景を見て、拓也は思った。本当にこの散歩道は帰れないんだろうか? とても信じられないな。


「本当に帰れないんだろうか。まぁいいか」


 拓也はその先に進んでいく。ここもとても素晴らしいな。この中を軽便鉄道が走っていたと思うと、この頃に乗りたかったなと思った。だが、もう過去は戻ってこない。軽便鉄道は廃線になってしまった。


「本当に心地よいな」


 と、拓也は何かを感じた。誰かが後ろにいるような気がするのだ。


「えっ!?」


 拓也は振り向いた。だが、そこには誰もいない。拓也は首をかしげた。一体それは何だったんだろうか? 全く思いつかない。


「まぁいいか。進もう」


 と、拓也は辺りを見渡した。道に迷ったようだ。コンパスを見たけれど、コンパスが動いてばかりだ。これはどういう事だろう。


「あれっ、こっちだったかな? 道に迷ったかな?」


 拓也は次第に焦り始めていた。早く帰らないといけないのに。どこに行けば出口にたどり着けるのかわからない。


「どこに行けばいいんだろうか?」


 拓也は汗をかいていた。まだ夏ではないのに、どういう事だろうか? 道に迷ったから、汗をかいているんだろうか?


「どうしよう・・・。迷っちゃったかも・・・」


 またもや拓也は誰かが後ろにいる気配を感じた。


「ん?」


 拓也はまた振り向いた。だが、やっぱり誰もいない。どうしたんだろうか? 幻覚だろうか?


「誰もいないな・・・。本当に誰だろう。誰かに付け回されてる気が・・・」


 拓也はおかしいと思っていたが、それは疲れているからだろう。昨日は仕事で疲れた。だから、幻覚でも見ているんだろう。


「まぁいいか。行こう!」


 拓也は再び進み始めた。だが、拓也は徐々に焦り始めていた。いったいここはどこだろう。ここは動画配信サイトでも上がっていない場所だ。


「あれっ、ここ、どこだっけ?」


 だが、拓也はすぐに開き直った。まぁ、この先に行けば散歩道を抜けられるだろう。進もう。それしかない。


「まぁいいか」


 拓也は進もうとした。だが、再び誰かの気配を感じた。


「えっ!?」


 拓也は振り向いた。だが、やっぱり誰もいない。さっきから何だろう。


「やっぱりいないな・・・」


 拓也は前を向いた。目の前には赤鬼がいる。赤鬼は恐ろしい表情をしている。


「ハッ・・・」


 赤鬼は持っていたこん棒で拓也を殴り始めた。


「ギャー――――――!」


 拓也は血を流して死んだ。だが、遺体は見つからなかったという。ただ、血痕だけが残っていたという。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ