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異次元
「これはこれはエドワード殿、こんな寂れたビルになんの御用で」
「マオ、と言ったかな。この私直々に君たちを捕らえに来たんだよ」
刹那、両者のフレーズが発動する
「fire」
エドワードの左腕に炎が渦巻く。
「weight」
2人が言った瞬間、周りの隊員も動き出す。
マオの動きの速さが増す。
駆け回り続けるマオにエドワードが仕掛ける。
「炎界」炎が広範囲に広がる。が一瞬の隙をついてマオが懐に入る。
「火柱」エドワードが燃え上がり、その名の通り火柱になった。
「近づけねぇ」
マオがそういった瞬間、天無が出る。
「君の首を持ってかえるとするよ」
目の色が変わった。
「炎蟻地獄」火が出現したところに天無はいなかった。
式ノ六「大刀」
気づくと、エドワードが倒れていた。
「また見えなかった」
後で知ることになるが、その刀は音速を超えていた。