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見えた
そうして、俺の修行が始まった。
フレーズは第六感と言われている。これが成長するとその他の五感も高まる。五感が高まれば第六感も高まる。だからフレーズに使う想像力と五感を敏感にする修行をした。
そうして1ヶ月が経とうとした頃
「いいものを見せてやる、ついてこい」
シガレットに言われるがままもの影に隠れて話し声が聞こえる方を見た。
マオ達と警察だった。制服を着ている訳では無い。
超有名人だったのだ。
「エドワードさん、ですよね」
近くのシガレットに声をかける。
「そうだ。そしてそいつの部隊がここに来ている。」
エドワード隊、日本警察のトップチームだ。
「シガレット、手伝った方がいい。相手は最強のエドワード隊だぞ」
そういうとシガレットは笑って見せた。
「アイツらの強さをしっかり見ておけ」
交戦が始まった。恐ろしく早い動きに俺の目はなんとついていけた。
「なんだ?動きがはっきり見える」
「当然、修行の成果だよ」